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読んだ本の感想あれこれ。
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a726fc02.jpg発行年月:2009年7月


その名はミハル。破棄された冷蔵庫から発見された。愛くるしい彼女がその寺に来た日から、集落は変わってゆく。そして猫の死、母の死。冥界に旅立ってゆく者を引き止めようと、ミハルは阿弥陀様に全身全霊でぶつかっていった。その夜、愛し愛された者たちが彼女に導かれて激しく交錯する。冷蔵庫から生まれたミハル、一体おまえは・・・・・!?

                          (新潮社HPより)


悠人は、不思議な耳鳴りのようなものに導かれるように、廃車置き場に辿り着き、そこで近所の寺の住職だという浄鑑と出会う。
二人で、どうやらこの中に何者かが居るらしいと、廃棄された冷蔵庫の扉を開けたところ、5歳の少女・ミハルが現れる。
浄鑑は、悠人にミハルの声に二度と惑わされる事があってはならない。遠くに離れているようにと忠告し、ミハルは浄鑑の寺で生活することになる。

物語は、その後、自分の日常に戻った悠人と寺に連れ帰ったミハルを自身の母親・千賀子と育てる日々を綴ったパ-トが交互に描かれる。

悠人は、ミハルに再び呼ばれる事をどこかで待っていながら、平穏に暮らす。が、ずっと昔、ある事件から絶縁状態であった祖父と偶然、会い、そこから何とも妙な人間関係が育ってゆく。

ミハルは、すくすく成長し、浄鑑と千賀子に可愛がられ平穏で明るい寺での日常を送るのだが、可愛がっていた猫のクマの死をキッカケに、何やら常軌を離れ闇のようなものに覆われてしまうようだった。
寺の中だけに留まらず、周辺の集落全体がその何か得体の知れない力によって、凶事が続く。
その様子は、なんだかわけがわからないけど、怖かった。
背筋のあたりが寒くなるような・・・・。
なんとな~く嫌なかんじが、暫く続き、この話の結末はどうなるんだろ?なんて思いながら読みました。

ミハルは、何者なのか?
この不思議ないや~な感じを引き出すのは、どんな力?
どんな意味があるのか?

ミハル自身は可愛く屈託がないだけに、逆にその辺も不気味でした。

で、結局・・・・・・。

正直、本当のところはよくわからなかった。(わたしだけ?^^;)

でも、わたしは、最後、なんとなく、これはハッピ-エンドって事だろうな・・・と解釈しました。

同じ本を読んだ人の感想を聞きたい!

なので、取りあえず、主人にも読んで貰って、その辺を確認してみようと思ってます。

でも、文章は引き込まれる物があり、夢中になりました。

★★★★
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