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読んだ本の感想あれこれ。
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2477f06d.jpeg    発行年月:2013年1月


    恩田ワールド全開のスペクタクル巨編!

    国家権力の及ばぬ〈途鎖国〉。
    特殊能力を持つ在色者たちがこの地の山深く集うとき、
    創造と破壊、歓喜と惨劇の幕が切って落とされる。


                       (文藝春秋HPより)



上巻に引き続き、一気読みでした!
途鎖国の山のなかに、潜む指名手配犯であり元夫でもある神山倖秀を見つけるために潜入する
有元実邦(警部補)とその部下・善法

そして、実邦に過去に目を潰され、雙眼となった葛城も実邦が山に入ったことをしり追いかける。

葛城が実邦を追っていることを知り、実邦の幼馴染でもある黒塚と軍勇司も山に入る。

他にも自称ジャーナリストであり、水晶を求めて山に入った青柳淳一。

不思議な力を持つ面々が得体の知れない力が潜む山の奥深くに集合する。

何が起きるのだろう?ハラハラドキドキ・・・・。

そして子どもなのに恐ろしい力で簡単に人や動物を殺してしまう少年の存在も不気味でした。
鹿ボ-ル・・・・怖すぎる~(;O;)

いろいろ知れたことも下巻では多かった。

神山倖秀は、子どものとき自分の父親・神山博士の実験台にされた
そのとき、一緒にいた子どもは、葛城晃と青柳淳一。

山で出会った老人の話。
先祖代々、水晶を発掘する仕事をしていた。
神山と娘の間に生まれた孫にある日、水晶の谷を見せてあげたら、その直後から様子が変わってしまった。


終盤、実邦がいよいよ神山を見つける!と思ったら・・・・
神山の姿を先に見つけたのは、葛城と青柳淳一のふたり。
そして実邦と善法もその場に来て・・・・

終盤は何が何やらわからないくらいドタバタ

神山は息子を呼び寄せたかったのかなぁ~?
最後、少年がお父さんと一緒になれて喜んでいるようなことばが、ちょっとホッとした。

でも、わからないことだらけだなぁ~。

実邦と敵対関係にあった葛城の関係がアッと言う間に大激変したのにはビックリ!
敵対しながらも一番、気にかけていた存在だったのか?


謎が残るんだけど、ま、面白かったからいいや。
恩田さんらしい世界を堪能させてもらったので満足(^^)



 

★★★
 

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