発行年月:2021年10月
中学で登校拒否になった沙羅は、一年遅れで入学した通信制の高校で
幼馴染だった万葉に再会。読書好きの万葉に読書の楽しさを教えられ、
自分なりに本を読むように。一方で、大学に進学した万葉は、
叔父さんの古本屋を手伝いながらも将来に迷いを感じていた――。
宮沢賢治「やまなし」、伊藤計劃「ハーモニー」、福永武彦「草の花」など、
実際の本をあげながら描く瑞々しい連作短編集。
(文藝春秋HPより)
早朝のラジオ番組でゲスト出演されて、この本のことについて話されていて
興味が湧き、図書館で予約。
先に読んだ「残りものには過去がある」も良かったけれど、こちらも
面白かった。
それぞれ、やや生き難さを感じているような、万葉と沙羅。
幼い頃、家が隣同士で仲良く遊んでいた過去がある。
そんな二人が通信制の高校で再会。
沙羅が話しかけても最初はつれない態度の万葉。
それでも本を通じて二人が再び、親しくなる。
万葉は叔父の営む古本屋でバイトしていて、本に詳しく、お薦め本を
沙羅に勧め、読んだ感想などを言い合う。
読んだことがある本も出てきたけれど、読んでない本の方が多かった。
高校を先に卒業した万葉。
2人は少し離れたが、それぞれ新しい人間関係を築き、また再会したときには
以前と変わらぬ感じで接する。
素敵な青春小説。
恋人ではないけれど、とても素敵な二人。
このままずっと、この関係が続いていくといいな。
出てきた作品。
福永武彦の 「草の花」 「廃市」
遠藤周作の 「砂の城」
これらは、ぜひ、読んでみたい!
中江さん、続けて2冊読んだけれど、いいですね!
ファンになりました♪
★★★★★
(文藝春秋HPより)
早朝のラジオ番組でゲスト出演されて、この本のことについて話されていて
興味が湧き、図書館で予約。
先に読んだ「残りものには過去がある」も良かったけれど、こちらも
面白かった。
それぞれ、やや生き難さを感じているような、万葉と沙羅。
幼い頃、家が隣同士で仲良く遊んでいた過去がある。
そんな二人が通信制の高校で再会。
沙羅が話しかけても最初はつれない態度の万葉。
それでも本を通じて二人が再び、親しくなる。
万葉は叔父の営む古本屋でバイトしていて、本に詳しく、お薦め本を
沙羅に勧め、読んだ感想などを言い合う。
読んだことがある本も出てきたけれど、読んでない本の方が多かった。
高校を先に卒業した万葉。
2人は少し離れたが、それぞれ新しい人間関係を築き、また再会したときには
以前と変わらぬ感じで接する。
素敵な青春小説。
恋人ではないけれど、とても素敵な二人。
このままずっと、この関係が続いていくといいな。
出てきた作品。
福永武彦の 「草の花」 「廃市」
遠藤周作の 「砂の城」
これらは、ぜひ、読んでみたい!
中江さん、続けて2冊読んだけれど、いいですね!
ファンになりました♪
★★★★★
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発行年月:2019年1月
まだ肌寒い春の、とある結婚式場。美しく若い花嫁とカバのような花婿という、年の差婚カップルの披露宴に集った客たちはそれぞれ、偽装、詐欺、婚前不貞という闇を抱えていた。そして一見、幸せの絶頂にいるように見える新郎新婦には、2人だけの秘密の約束があった……。恋人、夫婦、家族の新しい関係を提案する連作短編集。
(新潮社HPより)
タレントとしての中江さんという認識だった。
作家としても活躍されているのは知っていたが・・・・
先日、某ラジオ番組で新刊の話をしていて、ああ、今まで読んでなかったけど
先ずは過去本から読んでみようと図書館で借りてみた本書。
面白かった!
こんなに素敵な小説を書かれるんだぁ~と。
冒頭は1組のカップルの披露宴会場。
新婦側のレンタル友達として祝辞を述べる女性の話から。
その女性の感じたように、読みながらこの夫婦は本当にお互いが好きで
結婚するのかなぁ~とやや不安になった。
けれど、披露宴会場にいた色々な人の話を順番に読むうち、新郎新婦の人柄や
それぞれの過去を知り、この二人ならきっと温かい素敵な家庭を
築いていけるんじゃないかなぁ~と思うようになった。
読む終えて、なんだか嬉しい気持ちになる素敵な物語でした!
ラジオで紹介していた新作も読むのが楽しみに。
★★★★★
発行年月:2019年12月
マンションの屋上庭園の奥にある「縁切り神社」。
そこを訪れる<生きづらさ>を抱えた人たちと、「わたし」の物語。
『流浪の月』の凪良ゆうが贈る、救いに満ちた感動作!
<内容紹介>
小学生の百音と統理はふたり暮らし。朝になると同じマンションに住む路有が遊びにきて、三人でご飯を食べる。
百音と統理は血がつながっていない。その生活を“変わっている”という人もいるけれど、日々楽しく過ごしている。
三人が住むマンションの屋上。そこには小さな神社があり、統理が管理をしている。
地元の人からは『屋上神社』とか『縁切りさん』と気安く呼ばれていて、断ち物の神さまが祀られている。
悪癖、気鬱となる悪いご縁、すべてを断ち切ってくれるといい、“いろんなもの”が心に絡んでしまった人がやってくるが――
(ポプラ社HPより)
「流浪の月」は、まだ読んでいないので、今回初めて著者の作品を読んだ。
表紙の絵、そのままの雰囲気のお話。
登場人物たちは、少し過去の出来事により胸の奥に痛みを抱えているけれど
その分、他者の痛みがわかるのかちょうどいい感じのいたわり方が出来る
人たちで、すごく素敵な人たちという印象。
別れた妻とその夫との子ども・百音を大切に育てている統理。
男性が好きで失恋した統理の親友・路有。
高校生のとき亡くなった彼を今も想っている桃子。
同じマンションに暮らしていて仲のいいご近所さん。
こんなところで生活できたら、一人暮らしでもいいかも。
しかし、路有の元恋人ってよくわからない人だな。
なんで路有は好きだったんだ??
再会して、吹っ切れたかな?
桃子の彼だった弟・坂口基の今後もちょっと心配だけど、桃子と再会して
自分の苦しみを吐き出す相手が出来たかな?
桃子だったら基のこと理解してあげられそうだけど・・・。
桃子には素敵な性格を分かってくれる人と幸せになってほしいな。
そして、こんな大人たちに囲まれた環境で成長していく小学生の百音ちゃんは
きっと素敵な女性になるんだろうな。
今後の彼らがどうなるのか、気になる良いお話でした。
「流浪の月」も早く読みたいな・・・図書館の予約数が凄くて
いつになったら読めるのやらだけど・・・(^^ゞ
★★★★
(ポプラ社HPより)
「流浪の月」は、まだ読んでいないので、今回初めて著者の作品を読んだ。
表紙の絵、そのままの雰囲気のお話。
登場人物たちは、少し過去の出来事により胸の奥に痛みを抱えているけれど
その分、他者の痛みがわかるのかちょうどいい感じのいたわり方が出来る
人たちで、すごく素敵な人たちという印象。
別れた妻とその夫との子ども・百音を大切に育てている統理。
男性が好きで失恋した統理の親友・路有。
高校生のとき亡くなった彼を今も想っている桃子。
同じマンションに暮らしていて仲のいいご近所さん。
こんなところで生活できたら、一人暮らしでもいいかも。
しかし、路有の元恋人ってよくわからない人だな。
なんで路有は好きだったんだ??
再会して、吹っ切れたかな?
桃子の彼だった弟・坂口基の今後もちょっと心配だけど、桃子と再会して
自分の苦しみを吐き出す相手が出来たかな?
桃子だったら基のこと理解してあげられそうだけど・・・。
桃子には素敵な性格を分かってくれる人と幸せになってほしいな。
そして、こんな大人たちに囲まれた環境で成長していく小学生の百音ちゃんは
きっと素敵な女性になるんだろうな。
今後の彼らがどうなるのか、気になる良いお話でした。
「流浪の月」も早く読みたいな・・・図書館の予約数が凄くて
いつになったら読めるのやらだけど・・・(^^ゞ
★★★★
発行年月:2019年12月
死にたい、と願うのはエゴですか?
生きていて、と望むのは愛ですか?
~死と向き合っている医師だから書けた、現代人のエゴイズム、そして愛と情~
このごろ、「早く日本でも安楽死を認めてほしい」という人が増えた。
その先にどんな未来が待ち受けているのか、書きたかった。(著者)
あらすじ:2024年、オリンピックで疲弊した東京はすっかり元気を失っていた。
人気女流作家の名をほしいままにしていた澤井真子はアルツハイマー型認知症と診断をされ、
小説が書けなくなる前に死にたいとある決断をする。一方、補助人工心臓手術の名医として
名を上げた尾形紘は、緊急搬送された大手自動車メーカー会長の手術執刀を拒否し、心臓移植
待機中の少女の手術に向かったため、大学病院内外から批判の矢を浴びる。失意の中、医師を
辞める決意をした彼に下されたミッション。それは、安楽死特区の主治医となり自殺幇助に
加担せよ、という受け入れがたいものであった。さらに、かつての東京都知事、池端貴子は
日本初の孤独担当大臣に国から任命されると、末期がんであることを明かし、
「私が、安楽死特区の第一号として死にます」と記者会見を行う…
女と男、それぞれの「死にたい」物語が交差したとき、前代未聞の事件は起きた
(ブックマン社HPより)
現役医師の小説なだけに、今の医療についてリアルなことが書かれている。
延命のため、ベッドに寝かされたまま、人工的に酸素や栄養を送られ、
心臓を動かされていることは、果たして患者が望むことなのか?
認知症が進み、自分というものも見失い社会的な生活が独りではできなくなっても
ずっと生かされていることは幸せなのか?
日本では、まだ認められていない「安楽死」について考えさせられる。
物語は、このままこの「安楽死特区」が世間に受け入れられる状況では
なくなる事件が起きるけれど、ある程度、こういうものは今後、必要になるかも。
自分の最期は、どうありたいか、ちゃんと考えて、子どもたちに伝えて
おかないと!と思う。
★★★
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女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
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