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読んだ本の感想あれこれ。
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51p8yVpu8WL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2012年3月

そして、子供たちは目を輝かせる。
「PK」「超人」「密使」からなる“未来三部作”。こだわりとたくらみに満ちた三中篇を貫く、伊坂幸太郎が見ている未来とは-------。

その決断が未来を変える。連鎖して、三つの世界を変動させる。
●今から思えば、試されていたのかもしれない-----PK
●君も闘っているのか? 俺たちは楽じゃない------超人
●世界を救うのに、誰かが蔑ろにされるなんて------密使


                                      (講談社HPより)


三部作からなる物語。
それぞれは違う話のようで、複雑に絡み合っている。
前に出てきた人が次の話に出てきて・・・・「おぉ~!!そういうことね」なんて気づくのが楽しい。
一度読んだら、忘れちゃうだろうから、これは再読する度に楽しめそうな話だな。


最初の話「PK」は、正にサッカ-のPKの話。
過去の2002年のワ-ルカップの予選で、その試合に勝たなくては日本は決勝に進めなくなるという大事な試合のPKの場面を回想する。
そんななかPKを掴んだ小津選手。
しかし、小津選手のその日の試合中の調子は不調。果たして決めることが出来るのか!?
と蹴る寸前にチ-ムメイトの宇野選手が何か小野に囁いた様子。
そして見事にゴ-ルを決めた。

こんな場面が最初にあって・・・・
そのとき、何を囁いたのか?どうして不調気味の小津が見事なPKを決めたのか?とずっと気になっているという大臣。
大臣と秘書がそんな会話をする。



「超人」
作家が二人。
一人は奥さんに浮気がばれた。
警備会社の営業マン・本田が二人作家のところに来ての会話。
本田は幼いとき、大臣に命を助けられたと話す。
そして自分にはある特殊な能力があり、殺人を犯す者がわかるので、それを未然に防ぐために加害者となるべき人を殺しているのだと告白する。
そして、次の殺人者は政治家。10年後に1万人が死ぬらしい。

大臣が以前、自分が助けた男はどうなっているか、気になるので会いたいと思い、行動する。


「密使」
男はその日、握手をした人のその日の終わりの6秒間を盗むことが出来る。
より多くの時間を盗むために船隊ヒ-ロ-ショ-のヒ-ロ-に扮する仕事をし、ショ-の終わりの握手会で多くの人と握手をする。
その盗んだ時間を使っての使命が耐性菌の蔓延を防ぐこと。
その方法は、過去に密使を送り込むことだと男は説明を受ける。
その使命を果たすと人類の多くの命は助かるが自分は消えるらしい。



メモしたことを頭を整理するためにまとめてみたけど、モヤモヤ。

同じような話が出てきても、少し前に出てきた状況と変わっていたり・・・・
誰かが起こした行動が、何らかの変化を起こして、別の世界のおなじような状況を変化させるということだろうか?


もう1回再読したらもうちょい見えなかったものが見えてくるかな?

ミステリ-というよりこれはSFですね。

完璧に理解してないけど、難解な部分も含めて、こういう雰囲気は好き♪
楽しませて貰いました♪

 
★★★★

 
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