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読んだ本の感想あれこれ。
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51xu1ptviGL__SX230_.jpg    発行年月:2011年11月

   トレードマークは中折れ帽に渋いチェックの替え上着。
   女が淡い恋心を抱いたその紳士は----幽霊だった。


    兼業漫画家の立石晴奈がまだ幼かった頃、
    家族旅行中に放火にあい、実家が全焼した。
    燃えさかる家の中から写真が一枚出てきたのだが、
    写っていたのは家族の誰も知らない女性だった。
    この出来事は立石家にとって長年の謎になっている。
馴染みのバーのバーテンダー・柳井にその話をすると、常連の炭津は「名探偵」だから話してみては、という。
晴奈は炭津に事件のあらましを語るのだが・・・・・・。

                                     (光文社HPより)


幽霊の炭津の暮らしぶりもなかなか面白く、物語のなかにいろいろ登場する謎を解決していく推理の過程も楽しめた。
幽霊の炭津は、56歳のときに交通事故で亡くなっている。
廃校になった小学校を住処にし、柳井が経営するバ-に夜になると現われ、隅の席で柳井と会話をする。
柳井は特殊な能力で幽霊の姿を見ることが出来、炭津とは、若い頃会っていた。

漫画家の立石晴奈は、ある日、酔っ払いにからまれて困っているところを炭津に助けられ、その後バ-に一緒に寄り、店の雰囲気が気に入り、毎週顔を見せるようになる。

柳井と晴奈がそれぞれ、自分の過去に起きた話で不思議に思うことを話し、炭津がそれを解決していく。
晴奈が語った、幼い頃、旅行中に自宅が家事で全焼した事件での、いくつかの謎の真相には、ビックリ!なるほど~そういうことだったんだぁ~!!

真相がわかってから、もう一度この物語を読むにも面白いかも。
時間があったら、ササッと再読してみようかな?

ラストは、炭津がこの世に留まっていた理由がわかり、切ないけれど、なんだか温かい気持ちにもなれた。

うん、面白かったぁ~!

表題の「煙」は出てきたけど、「サクランボ」は?一度出てきたような気もするけど、
よく覚えてない^^;
やはり再読しなきゃ!

でも、この著者のほかの作品も是非、読んでみたい!と思わせてくれました♪



 

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