生きて、生きて、生きる。それがすべて。
家族とともに、逃げるようにやってきた。豊かさが約束された「夢の土地」と信じて。
北海道知床で生きた女性の生涯を、丹念に描き、深い感動を呼び起こす。構想10年-----書き下ろし長編小説。
講談社創業100周年記念出版
物心ついたとき、少女はここで暮らしていた。アイヌ語で、「地の果て」を意味するというこの土地で。おがちゃの背中と、あんにゃの手に、必死にしがみつくようにして。
(講談社HPより)
福島県から北海道に移民開拓団の一員として移り住んだ登野原家。
父・作太郎の借金取りから逃げる手段でもあった。
母・つねと子どもは、長男・直一、長女・とわ。
北海道に移り住んだ一家だけど、何もないところで、一から何から何まで自分たちで暮らしに必要な家・畑などをつくってゆく。
あまりの過酷さに逃げ帰る家族も多いなか、登野原家は、ここで生きるしかない!と踏ん張る。
やっと作った畑の作物もバッタの大群により絶滅の危機。
一家は途方に暮れる。
そんなとき、父・作太郎が海で亡くなったりと一家の困難は留まることがない。
読んでいて辛くなりました。
その後、母親・つねは再婚(3人の息子ありの人)。
新しい父親と息子たちは、亡くなった妻(母)とつねを比べ、気に入らないことがあるとつねを殴ることも度々。
成長した長女のとわが母親を庇い代わりに殴られることも。
物語は、成長したとわを軸に進む。
上巻の後ろの方では、小学校を卒業した、とわが小樽の外国の雑貨を扱い商いをする家に、その家の子守として奉公に出る。
そして、そこでの暮らしぶりが描かれる。
時代は、大正の天皇が崩御され昭和に入った頃になって、その頃の日本の史実も少し出てきたりで、この時代の人々の暮らしぶりが、なんとなく想像できるようになっている。
下巻でのとわの暮らしぶりが気になる。
早く読まなきゃ!
★★★★
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記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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