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読んだ本の感想あれこれ。
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37a20b3b.jpg発行年月:2009年9月


驚愕と衝撃!圧倒的感動!
「僕とコジマの友情は永遠に続くはずだった。もし彼らが僕たちを放っておいてくれたなら----」

涙がとめどなく流れる-----。
善悪の根源を問う、著者初の長篇小説

「苛められ、暴力をふるわれ、なぜ僕はそれに従うことしかできないのだろう」
彼女は言う。苦しみを、弱さを受け入れたわたしたちこそが正義なのだ、と。彼は言う。できごとに良いも悪いもない。すべては結果にすぎないのだ、と。ただあてのない涙がぽろぽろとこぼれ、少年の頬を濡らす。少年の、痛みを抱えた目に映る「世界」に、救いはあるのか----。

第60回芸術選奨新人賞受賞

                                            (講談社HPより)

ちょっと前に話題になって、読みたかった本を図書館の棚で見つけ借りて来ました。
胸が苦しくなるほど辛い苛めの場面が続く物語でした(/_;)

主人公の「僕」は特定の苛めグル-プから殴る蹴るなどの暴力を日常的に受けている。
そしてある日、<わたしたちは仲間です>と書かれた手紙を受ける。
差出人は同じクラスの女子たちから苛められている「コジマ」。

二人は手紙のやり取りをするようになり、時々、待ち合わせて会って話す。

お互いがお互いの存在を感じながら何とか日々の苦しみから耐えているかんじでしたが・・・
最後の方で、同じように苛められているけど、その受け止め方には、違いが生じる。

「コジマ」の方が苛める側に対して思う気持ちが強かったのかな?
ただ黙って抵抗出来ずに暴力を受け入れているだけではなく、芯の部分で思っている気持ちは強いかんじだったなぁ~。

苛める側の百瀬と僕の会話は、読みながら腹が立った!
百瀬の言い分には、かなりショック。
こんな考えで苛めが発生するのだとしたら、恐ろしい。


ラストは「僕」には明るい兆しが見えるような事が起きたけど、「コジマ」はどうなったんだろう?
コジマのことが凄く気になって、読後は、何やらモヤモヤ感が残ってしまった。

結局、この物語で著者は何を言いたかったのか?
僕の身体的なことも最初から気になった。
今の医療では容易に治るだろうことだしなぁ~と。
そしてラストはそれが手術により治り・・・・・ヘヴン??

苛められる側と苛める側の心理描写は、すごくリアルなかんじがして、衝撃的ではあったけど・・・・。
評価が意外と高いけど、わたしにはちょっと???

子どもも読んでいる途中なので、感想を聞いてみたいと思う。


・・・・・・子どもの感想を聞こうとしたら・・・ラスト近くで急に読む気力が失せたそう・・・^^;


 
★★
 
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