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読んだ本の感想あれこれ。
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73c110de.jpg   発行年月:2010年10月


   街を走ることは街を知ること。新しい自分と出会うこと

   人気作家3人によるNY、東京、パリの
         シティマラソン・アンソロジー。
   爆笑あり、切なさあり、爽快感ありの
         豪華ヴァラエティ・ボックス

                                                                 (文藝春秋HPより)


場所は違うけど、3人三様の走ることに関わるお話。

三浦さんの「純白のスタ-トライン」は
不動産会社勤務の阿部広和は、社長の命令で、ニュ-ヨ-クシティマラソンの場に向かう。
社長の娘がマラソンに出場するけど、その文通相手の外国人男性と接近しないかを見張るのが目的。
広和自身も学生時代は長距離選手だった過去がある。


あさのさんの「フィニッシュ・ゲ-ムから」は
スポ-ツシュ-ズメ-カ-勤務の南野悠斗は、高校時代は陸上でオリンピックも目指すほどの記録を持っていた。
が、怪我で走ることからは遠ざかっていた。
高校時代は、自分より記録は下だった友人・湊が東京マラソンに出場することを知る。


近藤さんの「金色の風」は
パリでの留学生活をスタ-トさせた夕(ユウ)。
実家の両親はバレエ教室を開いていて、自身も1年前まではバレエをしていた。
妹の朝美は17歳でドイツにバレエ留学中。
いつも愛犬とジョギングしている女性アンナと知り合い自分も街中を走り始める。


3つの話の主人公たちは、それぞれに挫折を味わっている。
しかし、ちょっとした偶然から走ることに関わり、今までの自分とは違う何かを得て前に進み出すようなかんじのお話でした。

どの話も良かった!

本の最後に、
本書収録の3作品は、株式会社アシックスが2008~10年にWEBサイト及びモバイルサイトで実施した期間限定キャンペ-ン「マラソン三都物語~42.195km先の私に会いに行く~」のために書き下ろされたもの

と説明がありました。
なるほど、こういう主旨で書かれた物語でしたか・・・納得しました!

この表紙絵もお話にピッタリで素敵!

★★★
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藍色さんへ
ホント!三浦さんのお話は楽しかったですね~。
ほかの2編もそれぞれ良かった!

トラックバックありがとうございますm(__)m
こちらからもトラックバックさせていただきました!
今後もよろしくお願いいたします♪
kyoko 2011/03/07(Mon)16:33:20 編集
無題
三浦しをんさんのが、凄く面白かったです。
ユーモアもあるし、軽いタッチなんだけど意外に骨太だし、とても魅力的に描かれていました。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
藍色 2011/03/06(Sun)02:08:16 編集
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