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読んだ本の感想あれこれ。
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126c6705.jpg    発行年月:2010年4月

時代がどんな暗雲におおわれようとも、あなたという星は輝きつづける

20代前半で中絶を余儀なくされたデザイナーも、アラフォーながら旅好きの独身女性二人も、夫をがんで亡くし、娘を嫁に送る直前の50代の母も----20代から50代後半まで、それぞれの世代の女性が様々な試練や人々のあたたかさに触れる。娘として母として、女性が誰でもむかえる旅立ちのとき、人生の旅程を指し示す七つの物語。

                                       (実業之日本社HPより)


どの話も良かったな~。
原田さんのお話は、どこか優しい。
辛いことがあっても、その先にある希望を感じさせてくれるので、どの話も読み終えた後、ほんわかした温かい気持ちが残るかんじ。

7つのお話どれもそれぞれ良かったけど、母親と娘の関係を描いた話がやはりジ~ンと来ました。

2つめの
「夜明けまで」は、有名女優を母に持つひかるが、生前、母親がDVDで残した最後の頼みを叶えるために母親の遺骨の一部を持って電車で訪ねる母の故郷の地での物語。
そこで出会う人達から母親の過去を教えられる。

なんだかロマンチックな話でした。


もうひとつ6番目の
「長良川」は、婚約者と母親とともに、長良川に来た麻紀。
半年前に病死した父と母の大切な思い出の地だった。

麻紀の両親の結婚までの話。結婚後の話が、素敵。
良き夫婦だったんだなぁ~。そんな夫を亡くして哀しいだろうけど、素敵な思い出を大切な場所で
思い出しながらの様子には、悲壮感はなく、なんだかジ~ンとする温かさを感じた。
一番好きなお話でした。


表題作の「星がひとつほしいとの祈り」は、人生にやや疲れたコピ-ライタ-の文香が旅先で呼んだマッサ-ジ師の老女から聞かされる昔ばなし。
昔は貴族として裕福に暮らしていた老女のその使用人・ヨネとの思い出話が、ゆるゆると語られる。
老女の言葉遣いが丁寧で、不思議な心地よさでした。



う~ん、どれも良かった!
楽しんで読みました(^^)

★★★★
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