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読んだ本の感想あれこれ。
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deddfb69.jpg   発行年月:2010年7月

   「毎日が宝なのだ!」
   うれしい時にはいつも家族がいた。
   四人家族綿貫さんちの愛おしい日々。


自信満々の別の自分を空想する長女・真美。友人たちと揺れる40代
を惑う母・春子。転校生にピッチャーの座を奪わそうな長男・健介。
係長なのに全然やる気の出ない父・明弘。

四人家族の綿貫さんち、
それぞれの悩みや不安の日々から生まれる、ささやかだけれど大切なもの。
どこか懐かしくて元気が出る、あなたと同じ普通の家族が光り輝く物語。

                                        (光文社HPより)

綿貫家の物語。
長女の真実の「ダリアの笑顔」が最初で、順番に家族が語る。
真実は、真面目で良い子。
家族の様子をよ~く観察していて、新しい家を買いたいために、無理をして働いているような母親のことや、そのために両親の喧嘩が頻繁に起こることを憂いている。

次の話は母親・春子の「いいんじゃないの、40代」。
真実の話では、ちょっとどうなの?と良い印象がなかった春子だけど、
この話を読むとそういう気持ちわかる!っていう親近感が沸いてきて、春子が好きになった!
ハ-ゲンダッツのクリスピ-サンドが食べたくなった^^;

それから長男・ 健介の話「転校生」では、健介の学校のこと、所属する野球のリトルリ-グのことなどが語られる。いつも元気いっぱいの明るい健介にも、それなりに大変なことはあって、でもちゃんと自分の力で克服するし、周りの友達との関係も微笑ましかった。

そして最後は、お父さん明弘の話「オタ繊 綿貫係長」。
オタザワ繊維株式会社 総務部経理課係長の役職を持つ明弘。
自分の会社での微妙な地位に誇りを持てぬ毎日。
でも、あるきっかけから、インラインスケ-トを習うことになってから、新たな人間関係も生まれ気持ちの持ち方まで変わってくるという話。


綿貫家の4人が皆、なんだかいいな。
どこにでも居そうな家族なんだけど、どこの家庭もこんな風に、気づかないけれど、それぞれ支え合っているんだろうなぁ~。
家族っていいじゃない!と気づかせてくれた物語でした!


★★★
 


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