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読んだ本の感想あれこれ。
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0d24f025.jpg発行年月:2009年7月

いつか忘れなくてはいけない大切な人。
あの感動から3年-------
“失われた時”が息づく街を舞台に描く待望の長編

存在しないはずの図書館から借りられる本
ラジオ局に届く失われた人々からのはがき
響き渡る今はもう無い鐘の音
席を空けて待ち続けているレストラン
「開発保留地区」行の幻のバス
「開発保留地区」------それは10年前、3095人の人間が消え去った場所。街は今でも彼らがいるかのように日々を営んでいる。

                                           (祥伝社HPより)
 

「失われた町」の続編のような・・・・でも内容はすっかり忘れている^^;
何故、どういう経緯でこの物語でいう「開発保留地区」の人々だけが消えてしまったのか?
ちょっと解らない部分多いのですが・・・・

けれどこの作品だけでも十分、楽しめました。

消えた人々には、家族や知り合いが居て、今も消えた人達を忘れられずに生きている。
時にふと感じる気配。
消えてしまっても存在しているのだ!と信じたい気持ちがあるはずもない気配まで生み出すのか?

未だ居なくなった者たちを忘れられず、その者が居ない世界で前を向いて進もうとしなかった人々だが、少しずつ、それぞれが接触し、お互いの傷を癒していく。

物語は連作方式でいろいろな登場人物が入れ替わりで登場。
最初の話で出てくる「歩く人」も最後で再び登場し・・・読みながらバラバラの個人が互いに結びつきを持っていく様子に希望の光をみるようで嬉しかった。


記憶が薄れている前作の「失われた町」をもう1度、読んでみたくなった。


★★★
 



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