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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2021年11月


神戸新聞連載の「遠慮深いうたた寝」を中心に、約10年分の中から作家の素顔が垣間見られる、極上エッセイを厳選収録。他に「手芸と始球式」「物語の向こうがわ」「読書と本と」で構成。
作家の日常が垣間見られる9年ぶりのエッセイ集!
どのエッセイも結局は
文学のない世界では生きられない
ことを告白している――小川洋子
日々の出来事、思い出、創作、手芸、ミュージカル……
温かな眼で日常を掬い取り、物語の向こう側を描く。
2012年から現在まで続く「神戸新聞」好評連載エッセイ「遠慮深いうたた寝」を中心に、約10年間に発表されたエッセイの中から厳選し、「手芸と始球式」「物語の向こう側」「読書と本と」の4章で構成する珠玉のエッセイ集。
*美しい装丁 九谷焼による陶板画・上出惠悟/デザイン・名久井直子
著者より
「本書を編むことは、文学が自分の生活、人生をどれほど大事な部分で支えているか再認識する作業でもありました。題材はさまざま異なっていても、どのエッセイも結局は文学のない世界では生きられない、ということを告白しています。実際には味わえない体験、自分とは異なる誰か、この世にはいない死者、そういうものたちへの想像力が、現実の私の救いとなってくれているのです」(「あとがき」より)

                (河出書房新社HPより)



エッセイも面白い。
ひとつひとつの話が短くて、次々、楽しいお話が読めて嬉しい一冊だった。

小さい頃の思い出とか、家族のこことか。作家になった経緯やその後のことなど。
高校生のときは、友達も特に出来ず、殆ど、ひとり本を読んでいたとか。
え?と驚くようなことも幾つか。

楽しかったのは103頁の<私に必要な忍耐>かな?
・大きな輪っかのピアスを見るとそのなかに指を引っかけてヒッと引っ張る
・みかんの白い筋をみかんがぐずぐずになるまで続ける
・博物館の片隅で座っている人物に肩先をチョンチョンとして
「ごめんなさい展示物かどうか確かめたかったんです」


気持ち的には、わかるぅ~^m^

田辺聖子さんと親交があったのは、いいな。
ふたりで野球観戦(阪神のファン)だとか。
球場での観戦は楽しそうでいいなぁ~。

本のなかに幾つか、今後、ぜひ読んでみたい作品が幾つか。

先ずは田辺聖子さんの「ジョゼと虎と魚たち」、これは映画化もされているから
映画も見たいとずっと思っていて忘れていた。

後は、小川さん新人賞「揚羽蝶が壊れる時」と芥川賞の「妊娠カレンダー」
ふたつとも呼んでない!そのあとくらいからはたいてい、読んでいると思うけど。


本の表紙も、いつも素敵♪



                    ★★★★
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