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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2022年7月

彼女の愛が、 私の人生を狂わせた――。幻想怪奇小説の到達点。
怯え続けることが私の人生だった。
私は今も、彼女の亡霊から逃れることができないのだ。
1978年、悦子はアルバイト先のバーで、
舞台女優の夢を持つ若い女・千佳代と出会った。
特別な友人となった悦子に、彼女は強く心を寄せてくる。
しかし、千佳代は恋人のライター・飯沼と入籍して間もなく、
予兆もなく病に倒れ、そのまま他界してしまった。
千佳代亡きあと、悦子が飯沼への恋心を解き放つと、
彼女の亡霊が現れるようになり――。

                   (角川書店HPより)


悦子と千佳代は、26歳で同い年。
悦子のアルバイト先のバーの常連・フリーライターの飯沼の連れとして
店に来て、知り合い、その後、親しくなり家にも遊びに来るように。

飯沼と千佳代は結婚するが、間もなく、病死。

バーのママ・多恵子は、以前、飯沼と付き合っていたが今が他に恋人がいる。


千佳代が亡くなってから、悦子は千佳代の姿を時々、見る。
店で多恵子といるときも二人でそれらしき姿を見たことも。
千佳代は、ただ黙って座っているだけ。
不思議なのは、飯沼の元には姿を見せないこと。

やがて、多恵子も原因不明の体調不良から亡くなってしまう。

この頃が一番、悦子も千佳代に対して恐怖を感じていたのでは?
次は自分が同じように命を落とす番だと思ったり・・・
でも、悦子は飯沼との距離を縮め、二人は恋人同士になり結婚。
そのころから千佳代の姿をみなくなる。
もしかして許してくれたのか?とホッとしつつ生活して月日が流れ
悦子42歳。飯沼52歳の年、飯沼が不倫(相手も既婚者)。
その相手が運転する車に同乗していたとき、交通事故死する。

そして、再び、千佳代が姿を見せる。


ゾゾ~ッ(ノД`)・゜・。

千佳代は、悦子に執着して、この世に留まっているということか?
悦子は、ずっと千佳代と共にこの先も生きていくということ?

特に危害を与えるわけでないのなら、それも受けいれて静かに生活して
行けばいいだけなのかなぁ~?


不思議な話だけど、一気読みさせる面白さはあった。


                      ★★★
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