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発行年月:2021年11月

「BUTTER」著者渾身の女子大河小説
大正最後の年。かの天璋院篤姫が名付け親だという一色乕児は、渡辺ゆりにプロポーズした。
彼女からの受諾の条件は、シスターフッドの契りを結ぶ河井道と3人で暮らす、という前代未聞のものだったーー。

                   (小学館HPより)


主人公の「河井道」の名前は初めて知った。
津田梅子の教え子であり、同じようにアメリカのプリマー大学へ留学している。
表題の「らんたん」は、その大学で上級生が下級生に提灯を継承する行事から。
自分が灯した光を後輩にもっと大きな灯として繋いでいって欲しいの意味を持ち
この物語も次々と同じ志で思いを繋いでいく女性たちの姿が描かれている。


戦時中は、キリスト教の教えを基にしている学校ということで国から監視されたり
するけれど、自分たちの考え方は変えない頑固さには、恰好よさも
あるけど、ちょっとヒヤヒヤ。


志に賛同する男性たちが応援してくれるのも心強かったでしょう。
新渡戸稲造も大きな関り方をしていた。


朝ドラの「花子とアン」で登場の村岡花子と柳原白蓮も後半、登場。

女子教育のために関わった過去の偉人たちの取り組みに、ただただ感動と尊敬。


凄い大河ドラマを読んだ。



                    ★★★★★
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