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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2021年10月

【第166回直木賞受賞作】
どんな攻めをも、はね返す石垣。
どんな守りをも、打ち破る鉄砲。
「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極の戦国小説!
越前・一乗谷城は織田信長に落とされた。
幼き匡介(きょうすけ)はその際に父母と妹を喪い、逃げる途中に石垣職人の源斎(げんさい)に助けられる。
匡介は源斎を頭目とする穴太衆(あのうしゅう)(=石垣作りの職人集団)の飛田屋で育てられ、やがて後継者と目されるようになる。匡介は絶対に破られない「最強の楯」である石垣を作れば、戦を無くせると考えていた。両親や妹のような人をこれ以上出したくないと願い、石積みの技を磨き続ける。
秀吉が病死し、戦乱の気配が近づく中、匡介は京極高次(きょうごくたかつぐ)より琵琶湖畔にある大津城の石垣の改修を任される。
一方、そこを攻めようとしている毛利元康は、国友衆(くにともしゅう)に鉄砲作りを依頼した。「至高の矛」たる鉄砲を作って皆に恐怖を植え付けることこそ、戦の抑止力になると信じる国友衆の次期頭目・彦九郎(げんくろう)は、「飛田屋を叩き潰す」と宣言する。
大軍に囲まれ絶体絶命の大津城を舞台に、宿命の対決が幕を開ける――。

                   (集英社HPより)


手に取って、分厚さに驚く。
でも、面白くて、どんどん先が気になり頁を捲る手が止まらなかった。


戦国の武士の話はよくありけれど、そんな武士とは違う戦い方をしていた
職人たちの話。主人公の匡介が、塞王と呼ばれる飛田源斎のもとで城壁の積方としての
腕を磨いていく。


戦に備えて城を守る石垣を積むことは当然の仕事だけど、戦の最中にも
相手の攻め方を見て石垣の形を変えたり壊したりするのはビックリ!
飛田源斎が中心となって城壁を造る、穴太衆(あのうしゅう)に対抗するのは
「砲仙」と呼ばれる国友三落、率いる国友衆。

楯と矛の職人たちの戦いの様子が、緊迫感あり、どっちが勝つのか?と思いながら
読んでいた。
どちらも恰好いい!
ここでは、引き分けかな?
お互いの仕事ぶりを認めているのもいい。


面白かった!!
ほかの作品もぜひ、読んでみたい!



                        ★★★★★
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