忍者ブログ
読んだ本の感想あれこれ。
[2607]  [2606]  [2605]  [2604]  [2603]  [2602]  [2601]  [2600]  [2599]  [2598]  [2597



発行年月:2022年2月


人と会えない世界でも人間は嘘をつく
次々と現れる強力な新型ウイルスに対抗するため、
この国には≪繭≫の仕組みができた。
政府が定めた期間は外出が禁じられ、巣ごもりを強制されるのだ。
しかし、皆が室内で安全に過ごすなか、外に出なければならない者もいる。
警察官の水瀬アキオもその一人だ。
ある日、AI搭載の猫型マシン・咲良と共に街をパトロールしていたアキオは、
無許可で外に出ている犬を見つける。
首輪のデータから飼い主を訪ねると、部屋では人が死んでいて……

                  (光文社HPより)



新型ウイルスの蔓延防止措置として設けられた≪繭≫の期間。
犬の散歩は1日2回30分、決められた時間に許可されている。
ごく限られた職種以外の人はその間の外出は禁止。

警察官・水瀬アキオは猫型の警察ロボット・咲良とペアを組み
勤務時間中は過ごす。巡回時は咲良の保管データで気になる人物がいれば
照合。

最初の話は、飼い主なしで走る犬を見つけ、その持ち主の家を訪ねたら
そこに遺体という状況。
結局、その人は新型ウイルスに感染し呼吸不全での死亡とわかるのだけど
なぜ、家の扉が少し開けてあったのか?という話。

<第2話>
製菓工場内に侵入者ありの情報で駆け付けるが既に立ち去った後。
いったい誰が?

<第3話>
警察官の無断欠勤。
真面目で勤勉な警察官がなぜ?

<第4話>
繭の期間が延長されることに決まったと。
マンション3階から飛び降りた女性。

<第5話>
猫型の警察ロボットが行方不明に。

最後の<終話>は、繭の期間が終わり、人々の生活が普通に戻ったところ。


事件は起きるけれど、いつもの福田さんの重たい事件とは少し違って
殺される人は出てこなかった。
飛び降りした女性は命は助かったけれど、この先は大変そうで気の毒だけど。


そして、一旦、ウイルスの蔓延は防げたものの、再び同じことが起きる予測も
出ているという状況。

今の時代と重なる内容だけど、今より先の時代。
猫型ロボットのようなものが、色々な場面で活躍できそう。


福田さんの話は、SF的な要素も多いけど、本当にそんな時代になりそうと
思うものばかり。

猫型ロボット、いいなぁ~。


                       ★★★



PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
2 3 4
5 6 7 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
メ-タ-
kyokoさんの読書メーター
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[09/20 kyoko]
[05/23 のぶ]
[09/15 kyoko]
[09/14 ひろ]
[03/06 kyoko]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;

バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア

Copyright (c)本を片手に・・・ All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  image by Night on the Planet  Template by tsukika

忍者ブログ [PR]