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発行年月:2017年5月

植物になら、惜しみなく与えられるのに。

花と緑を偏愛し、生身の女性と深い関係を築けない、帰国子女の編集者。
異端者は幸せになれるのか。幸せにできるのか。
著者会心の感動作。

男は必ず間違える。
知っている女の声が頭で響く。誰が言っていたんだっけ。思いだせない。思いだせないけれど、頭の片隅で思う。
女は花なのかもしれない。愛でられたいという本能だけで咲く花。
これは謎かけなのだろうか。僕は答えをださなくてはいけないのだろうか。

                     (文藝春秋HPより)




主人公の羽野は、30歳過ぎ。

帰国子女で、容姿もそこそこ良いけれど、女性と深い関係になれない。

一緒に暮らした女性も居たし、近づいてくる女性も居るのに、
相手の気持ちもわからないわけでもない様子なのに・・・

なんなんだろうな。
女性に興味がないんだろうなぁ~。

植物に対するように愛情を注ぐことをしない。
変わった人だな・・・・。


不倫していた理沙子との関係が今後、もしかしたら何か進展するのか?
少し気になりつつ終わる。

なんともつかみどころのない男の物語。
でも、結構、面白かった。


                        ★★★
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