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発行年月:2016年8月

平穏だった家族が少年事件によって崩れていくさまを描く心理サスペンス。

東京のベッドタウンに住み、建築デザインの仕事をしている石川一登(いしかわかずと)と校正者の妻・貴代 東京のベッドタウンに住み、建築デザインの仕事をしている石川一登(いしかわかずと)と校正者の妻・貴代美(きよみ)。
二人は、高一の息子・規士(ただし)と中三の娘・雅(みやび)と共に、家族四人平和に暮らしていた。
規士が高校生になって初めての夏休み。友人も増え、無断外泊も度々するようになったが、二人は特別な注意を払っていなかった。
そんな夏休みが明けた9月のある週末。規士が2日経っても家に帰ってこず、連絡すら途絶えてしまった。
心配していた矢先、息子の友人が複数人に殺害されたニュースを見て、二人は胸騒ぎを覚える。
行方不明は三人。そのうち犯人だと見られる逃走中の少年は二人。息子は犯人なのか、それとも……。
息子の無実を望む一登と、犯人であっても生きていて欲しいと望む貴代美。揺れ動く父と母の思い――。
『火の粉』の不穏な空気感と『クローズド・ノート』の濃密な心理描写。
両方を兼ね備え、執筆時、著者が最も悩み苦しみ抜いた、渾身の力作。

 

                      (角川書店HPより)




高校1年生の息子が殺人事件に関わっていることを知る。
息子とは、事件後、連絡が全くとれず。
マスコミが家に取材に多数押し寄せる。


父親、母親それぞれが。そんな状況のなか抱く望みは違っている
父親は、加害者に息子がなるなんて信じられない。
母親は、息子が死んだなんて考えられない。

被害者であれば、既にこの世には居ないし、生き延びているということは加害者側で
逃亡してるということ。

どちらにしても最悪の結末しかない。


そんな状況のなか、過ごす両親と妹の3人。

読みながら最後まで結末がわからず、緊迫した状況。

結末を知り、哀しいけれど、ホッとした。

この家族なら、きっと前を向いていけるという望みが感じられたから。

読み応えあって、重たい内容だけど、一気読みでした!


                         ★★★★
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