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発行年月:2005年8月

森の中の緑のポストに届くさよならの手紙。
そこにつづられたさまざまな別れがささやきかけてくるものは……。
ポストを守るおじいさんのモノローグでつなぐ8話のファンタジー。 

                  (平凡社HPより)



緑色のポストに届く手紙を開封して読むポストの番人。
返事は書かないのがルール。
ただお話を読む。


<だれもいない森>
深い森のなかに80年住んでいるふくろうからの手紙。

<星になったライオン>
丘の上から町を四季ごとに交代で見守った4頭のライオンたちの話。

<おばあさんの水晶>
代々、受け継がれてきた水晶玉。
男の子が譲り受けるが、仲良しの女の子から魔女の玉だからきらい。
捨てちゃえば?と言われて海へ。
その時から帰らない男の子と女の子。

<ネムのはなし>
大昔の貝や化石や恐竜の骨たちを山の神の言い付けでそれらを盗みに来る者から
守っているネル。
ある日、盗み人とは違う人たちが来て・・・

<まてんろう>
街の真ん中にある大きなマンションにおばあさんと暮らしている猫のまてんろう。
ある日、倒れたおばあさんを救うため助けを求めて外に出て・・・

<火山の町>
お父さんが火山の研究のため外国にいるというノリオちゃんがお母さんと
引っ越し来た。ノリオちゃんが万華鏡をのぞかせてくれて、そこはお父さんの
国の入口なんだよと教えてくれる。

<昨日のわたし>
明日が嫌いなわたし。
夏休み、公園で出会った女の子も明日が嫌いで昨日から来たという。
会うたびに小さくなっている女の子。

<夏の魔女>
夏の間は毎年、おばあさんおところで過ごす。
ラズベリーのジャムを沢山作って、近所の人たちと物々交換。
変わり者だと言われているけれど、わたしはおばあさんが好き。

<最後のあいさつ>
みどりのポストの番人をしてきたけれど、ここを去ることになった番人が
入れた手紙。



切ないお別れの物語の方が多かったかな?
そんななか、猫が主役の<まてんろう>は、なんだかいい感じ。
おばあさんが倒れたときは、どうなることかと思ったけれど
まてんろうの勇気が新たな出会いも生まれて最後はハッピーエンド♪

表紙の絵の黒猫がまてんろうの彼女かな?

稲葉さんの書く本は、素敵だな。
亡くなっているから新刊は読めないけど、過去の作品をまた
探して読もう!


                          ★★★★
 
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