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発行年月:2016年5月

時は幕末、徳川家に江戸城の明け渡しが命じられる。官軍の襲来を恐れ、女中たちが我先にと脱出を試みる中、大奥に留まった五人の「残り者」がいた。なにゆえ残らねばならなかったのか。それぞれ胸の内を明かした彼女らが起こした思いがけない行動とは――直木賞受賞作『恋歌』と対をなす、激動の時代を生きぬいた女たちの熱い物語。

                    (双葉社HPより)




最初から最後まで面白かった!


大奥女中の5人が城の明け渡し前夜から明け渡しの日まで一緒に過ごす物語。


・りつ・・・・天璋院付女中、呉服ノ間
・お蛸・・・・天璋院付女中、御膳所
・ちか・・・・天璋院付女中、御三之間
・ふき・・・・天璋院付女中、御中臈
・もみぢ・・・和宮付女中、呉服ノ間

もみぢだけ和宮付ということで、最初は1対4の関係だった。
けれど、御針競べで、りつと競い、その腕の確かさに驚き、りつは素直に
負けを認めたことで、敵対関係が少し緩む。

5人が共通して城に残ったのには、それぞれの理由があるのだけど
最後は、城の受け渡しの様子を静かに見守り、退去しようと決める。

官軍が城に入ってきた場面は、ドキドキ。
無事に見つからずに居られるか?
そのあと、無事に城から出られるのか?


でも最後は、5人のその後の暮らしぶりがわかってホッとしました。
5人の絆は保たれたままだったのも嬉しかった。


読みごたえあって、面白い時代小説!


                      ★★★★★

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