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発行年月:2015年12月


 昭和の子どもたちの人生は、やり直せる。新たなるメッセージが溢れる最新長編。

元子役の映画監督・小松亘氏は週刊誌のインタビューで、かつて主人公として出演したドラマのロケ地だった団地の取り壊しと、団地に最後の一花を咲かせるため「たんぽぽプロジェクト」が立ち上がったことを知る。その代表者は初恋の相手、成瀬由美子だった……。少年ドラマ、ガリ版、片思い――あの頃を信じる思いが、奇跡を起こす。

                    (新潮社HPより)




年内いっぱいで取り壊し決定の、つぐみ台3丁目団地。
かつて人気ドラマ「たんぽぽ団地の秘密シリーズ」のロケ地だった、団地。

そのシリーズのドラマに子役で出演していた、小松ワタルは、今は映画監督になり
取り壊しが決まった団地で「たんぽぽプロジェクトクト」が結成されていることを知る。
その代表はかつての初恋の同級生・ナッチョ(成瀬由美子)。
再び、団地を舞台にした映画を作りロケを、つぐみ台3丁目団地でやることに。


1973年に小学6年生だった、ワタルとナッチョ。

そして、団地に住む祖父に会うため、父親・直樹と共に来た杏奈(小6)は
団地に住む純平(小6)や、ロケ地に来た子役の美咲カノン(小6)と知り合う。


純平は全国屈指の進学校に通っているけれど、勉強が遅れぎみで周囲から孤立。
勉強はトップなうえ、何事もそつなくこなすハヤトとその子分3人には
嫌がらせを受けている。


純平はいい子。
彼みたいな子が生き難い環境はどうにかしなきゃ!
カノンや杏奈によって、ハヤトたちとの関係が少し変化したのは嬉しかった。

時空たつまきが起きて、過去と現在が交錯し、今は大人の人たちが
子どもの姿で登場するのがユニーク。

杏奈は、一度も会ったことがない祖母の昭子のこともいろいろ知ることが
出来た。
昭子さん素敵な女性でした(^^)


今はもう会えない人たちとも会えたり、大人も子どもだったときの気持ちを
思い出したり・・・大人たちの年齢が自分ともかぶったりするので
重松さんのの話は、毎度、懐かしい気持ちになります。

かなりSF的要素が多いお話でややわかり難いところもありましたが
まあまあ楽しめたかな~。

かつて団地に住んでいた人ならもっと楽しめるかも。


                         ★★★
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