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読んだ本の感想あれこれ。
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1d0419f7.jpg発行年月:2004年9月


昭和30年、まだ日本が貧しかった時代、しかし、季節の手ざわりや家族のつながり、そして生や死を身近に感じながら子供が子供らしく成長できた時代-----失われた時代の命の豊かさを、魅力あふれた少女の目で描いた感動的な小説

大人子供も楽しめる日本版『赤毛のアン』

                   
(本の帯文より)

図書館の棚を眺めていて、「そうそう、これ読みたかったんだ!」と借りて来ました。

小学校中学年くらいなら読めるかな?
簡単な漢字以外は、ルビが付いています。

9歳の新子の周りの出来事が綴られた物語で、妹の光子、両親と祖父母の家族の様子、友だちのシゲルにタツヨシ、貴伊子などの付き合いが楽しく、また時には切なく・・・
昭和30年は自分が生まれた年以前ですが、自分の子供時代を思い出すような物もあったりして懐かしく読みました。

祖父の小太郎との関わり方が特にステキで、藤蔓で作ってくれたハンモックに気持ちよく揺られるのは想像しただけでステキな場面。

新子は正義感が強く、理不尽な目に合った友だちがいるとすぐに「カタキウチに行こう!」と、相手が大人であろうが、勇ましく向かっていく。
一方で、不良と言われる八郎と勝男に新家から預かったお酒を持ち帰る際に、奪い取られてしまったときは、家の人に本当の事を言わず、叱られるのに自分のせいで無くしたと二人を庇う。
これ以上、悪さをしたと知れたら、再び施設送りにされてしまうのが可哀相と思ったから。
なんて、優しい。健気。

そんな出来事がいろいろ。

今の時代の子供たちもこんな気持ちが理解出来るかな?


先日、この本がアニメで映画化されることを偶然、知りました。
なんだかあまりのタイミングの良さにビックリ!


映画は「マイマイ新子と千年の魔法」というそうです。

見てみたいな~。

★★★★

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