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51VZULTV-tL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2013年5月


木賞受賞作『切羽へ』をはじめ、大人の恋愛と一筋縄ではいかない関係を描いて独自の魅惑的な小説世界を展開する著者が、男と女の「愛ではないけれど、愛よりもかけがえのない関係」を描く長篇小説。

桐生駿と野田夏が初めて出会ったのは共に5歳のとき。夏の父に恋をした駿の母が、密会のため息子を連れて夏の家に通ったからだ。親同士の情事のあいだ、それとは知らず階下で待っていた幼いふたりは、やがて親たちの関係を知る。以来、別々の人生を歩み始めたふたりは、互いに「できれば思い出したくない相手」と感じながらも、なぜか人生の曲がり角ごとに出会ってしまう。まるで、互いの恋愛の証言者のように……。
それぞれおろかな恋愛を重ねながら、人生における愛のどうしようもなさを受け入れていく男女の関係を描く長篇小説。


                                    (講談社HPより)


2人の男女の幼い時から、成人したあとまでを追った物語。

桐生駿と野田夏は幼馴染。
しかし、その出会い方はちょっと訳あり。
駿の母親と夏の父親は不倫関係にあった。

成長するにしたがって、それぞれが別の人間関係を築いていく。
駿は、父親が医者なので、それを目指すが、結局は医学部には入れず、会社員となり同じ会社に
恋人が出来、やがて結婚し、息子も出来る。

夏は、保母になり勤める保育園の園長を恋人にするが、結婚はせず、学生時代に付き合っていた
男と再び連絡を取り合うようになり、結婚し娘を産む。

成人するまで、互いに複数の異性と付き合い、別れる。
2人ともなんだか似た様な生き方。

親の生き方を真似ているようなかんじ。

誰かをずっと好きでいるってことが出来ない人たちばかりが出てくる、お話で
全く共感出来ないし、何の感動もない。

よくわからない人たちの生き方を描いたお話。

ま、読んでいる分には、退屈しなかったんだけど・・・・
やはり物語には、何らかの感動がほしいなぁ~。



★★★
 
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