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読んだ本の感想あれこれ。
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aee53b16.jpg発行年月:2007年3月

まもってやれるだろうか。この俺に。

多摩川土手に乗り捨てられたワンボックス・カーから、血塗れの左手首が発見された! 姫川玲子たち捜査一課殺人犯捜査係の刑事たちは、所轄と組んで捜査にあたる。しかし、手首の持ち主と思しき男の周辺を調べていくうちに、つぎつぎと意外な事実が浮かび上がって……。

進境著しい俊英・誉田哲也が渾身の力をこめて描く、丹念に積み上げられた捜査小説にして、胸をうつ犯罪小説の白眉!

                                           (光文社HPより)

姫川玲子シリ-ズ。
先にシリ-ズ4作目「インビジブル・レイン」を読んでしまいましたが、面白かったので
シリ-ズ1作目「ストロベリ-・ナイト」に続き読みました。

事件の真相究明の過程が丁寧で、今回は高岡賢一という男の狂気にも似た父性が軸にありました。
こんな形で一人の若者を庇うって、凄い!
鳥肌が立つほどの衝撃でした。

事件解決に向けて奔走する警察関係者の面々がまた個性豊かで真面目な捜査のなかに、可笑しい会話があったりで、緊張感のなかにもユ-モアありなのがこのシリ-ズに魅力かな?

玲子に好意を寄せる男性陣たちのバトルもどこかユ-モアあり!
相思相愛なはずの玲子と菊田の関係は、前作よりは少し進歩した様子。
でも、邪魔者が入るんだよね~^^;

職場での立場上、玲子の方が上という設定なのも菊田にしてはなかなか強引に進めない要素。

玲子の天敵とされる日下警部補でしたが、結構、軟化傾向で締めくくられていたのが微笑ましかった。

監察医の國奥先生と菊田との恋のライバル・井岡、この二人が出てくると緊張感が緩むのも可笑しい。

シリ-ズの次の話ではどんな事件解決に挑むのか?
楽しみだ。


★★★★

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47928507.jpg    発行年月:2006年2月

青いシートにくるまれ、放置されていた物体。それは、執拗に切り刻まれた惨殺死体だった。警視庁捜査一課の主任警部補・姫川玲子は、直感と行動力を武器に事件の真相に迫ろうとする。しかし、事件の全貌は、想像を超えて凄絶なものだった・・・。
熱気と緊張感を孕んだ描写と、魅力的なキャラクター。
新鋭、渾身の長編エンターテインメント!


                            (光文社HPより)


姫川玲子シリ-ズは、新しいものを読んだことあり、この話のなかで玲子がどうして警察官の道を選んだのかがよく解りました。
高校生の時、辛い体験があり、そこで出会った警察官に救われ、その警察官の言葉を胸に抱いて前を向いて進んで来たんですね。
その話にも感動しました。


そして、直面する事件。
それに関わる人物の生い立ちが先ず物語の始まりにあり・・・・う~暗そう。重そうだな。と思いました。

次々に発見される遺体の凄惨さ。
その手口は実にグロテスクでちょっと気分が悪くなるかんじ。

玲子をはじめ、警官たちの会話が明るく結構、楽しいので救われたけど・・・・^^;

終盤になると事件の核心部分に触れ出し、緊迫感が増しました!
危ないよ。そこに入ったらダメなんじゃない!?なんてハラハラドキドキしながら玲子の行動を心配してたら・・・え?あなたも犯人側の人間でしたか!?とビックリの展開!(+_+)

ヒヤヒヤドキドキ・・・・

でも最後は、ホッ。

玲子の天敵のような勝俣警部補だけど・・・・なかなか良いとこあるじゃん!
好きだな。こういうキャラクタ-。

玲子に好意を寄せる部下の菊田と井岡。
対照的な二人の様子も面白かったし、登場人物たちが、このシリ-ズはいい!

まだ読んでいない姫川玲子シリ-ズも読んでみよう!


★★★★


e67860f2.jpg発行年月:2009年11月

孤独な犯罪。孤独な捜査。
世界には、悲劇しか起こらないように見えた。


姫川玲子が新しく捜査本部に加わることになったのは、
ひとりのチンピラの惨殺事件。
被害者が指定暴力団の下部組織構成員だったことから、
組同士の抗争が疑われたが、決定的な証拠が出ず、
捜査は膠着状態だ。

そんななか、玲子たちは、上層部から奇妙な指示を受ける。
捜査線上に「柳井健斗」という名前が浮かんでも、
決して追及しないように、というのだが……。

幾重にも隠蔽され、複雑に絡まった事件。
姫川玲子は、この結末に耐えられるのか!?


                                    (光文社HPより)        

警視庁刑事部捜査第一課殺人犯操作代10係第2班・主任の姫川玲子。
このシリ-ズは過去にも読みましたが、姫川が格好いい!
ク-ルだけど、優しさもあって。
部下や上司、同僚たちがみんないい。
姫川を温かく見守ったり、信頼して協力していて良い人間関係が築かれているかんじ。

今回の事件は恨みを抱く者たちが相互に結びつく事件。
大事な家族を殺され、その復讐を成し遂げる男たち。

ある殺人事件が起こり、その容疑者・柳井健人が浮かぶが、上からの命令でその男の捜査はするな!と
 
そういわれて大人しくしていないのが、姫川でしょう!
そして、そんな姫川の単独捜査を見て見ぬふりをしつつ応援する仲間たち。

事件の真相は、容疑者とされた健人の語りでだったり、暴力団で健人と繋がりのある牧田の語りなどで明かされていく。
健人の最期は哀しかったな(/_;)

そして、姫川の恋。
同僚にも好意を持ったり持たれたりあったけど、今回のは結構、本気なのにはビックリ!
相手が意外な人なのにもビックリ!
 

事件よりこちらの恋の行方は気になったわ~^^;


このシリ-ズは、まだまだ続きますよね?
次回も楽しみです!
                         


★★★★
10ed967d.jpg   発行年月:2009年7月


         早苗(福岡南高校)と香織(横浜の東松学園)も高校3年生。
   いよいよ、最後のインタ-ハイ。
   
   二人の対決の結果はいかに!?




『武士道シックスティ-ン』 『武士道セブンティ-ン』に続く第三弾!
待っていました!!

元々は、同じ高校の剣道部に所属していたけど、早苗が九州に転校し、二人は敵同士として戦う事を目標に日夜、練習に励んできた。

18歳。高校3年生。
高校生活最後のインタ-ハイで対戦する二人の姿にハラハラ。
ま、実際は、案外あっけないものになってしまうのですが・・・・

今回は、香織と早苗それぞれの周りの人たちの話も結構、詳しく書かれていて、今までずっと読んできた読者には、嬉しいものだった。

今までは、香織と早苗が交互で語り部となるかんじだったのが、香織の後輩・田原、早苗の姉・緑子、早苗の剣道部顧問・吉野先生 桐谷道場の師範・玄明などが、それぞれの事を語り、今まで知らなかった事が、いろいろ分かって面白かった。

吉野先生の学生時代の逸話・百道浜決戦は最高!
ちょっと好きな先生じゃなかったけど、好感度はUPしました。

早苗と香織を最後のインタ-ハイで対決できるよう取り計らったり・・・最高の先生でした!


これで、もう香織や早苗の話は、書いてくれないのかなぁ~。
大学生になった姿も読みたいなぁ~。
そして、学生を卒業した後は??
何処までも彼女たちの姿を応援したい!

そんな風に自然に思える爽やか青春エンタ-テイメントでした!


★★★★★

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