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読んだ本の感想あれこれ。
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a401c063.jpg発行年月:2008年9月

うさぎのさとうくんは あるひ うさぎになったんですが

いつもの ように のんびりと くらしています。

むぎわらぼうしの あなを のぞいてみたり

みずうみに うつった つきを かわかしたりしています。
 
        
                                (本表紙裏の文より)


かわいいです(^^)

うさぎのさとうくんの名前は「さとう はねる」くん。
ある日、突然、うさぎになった男の子。

うさぎのさとうくんの日常は、とっても不思議。でもとっても素敵なのです。

森に行って、茂みのなかから月を引っ張り出して、それをふねにして浮かべて乗ったり・・・
森の奥のみずうみに行って、そこに写っている月を引き上げて乾かしてふかふかにして、掛け布団にしたり・・・

ありえないじゃん!なんて言ったらダメですよ~(笑)

こんなこと出来たら楽しいな~なんて思える可愛くて素敵な絵本です。


表紙の可愛さに一目ぼれでしたが、この前に「うさぎのさとうくん」が出ているみたい。
それもぜひ、読んでみよう。
さとうくんがうさぎになった時のおはなしがもしかしたら、あるのかなぁ~?


★★★★★
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7479d37c.jpg発行年月:2008年11月


「ごんぎつね」「おじいさんのランプ」の作家・新美南吉の
魂からこんこんと溢れ出た詩・厳選126篇

    
               (本の帯文より)




著者解説(本より)・・・1913年、愛知県半田市に生まれる。1932年、東京外国語学校(現・東京外国語大学)に入学。この年、童話雑誌「赤い鳥」に「ごんぎつね」が掲載される。
1936年、東京土産品協会に勤めるも、喀血のため帰郷。
代用教員を経て、安城高等女学校の教諭となる。
1943年、30歳の誕生日を目前にして、結核により逝去。
作品が認められたのは、死後10年以上経ってからである。


「ごんぎつね」や「てぶくろを買いに」は、小学校の国語の教科書にも載っていて、子ども達にも広く知られている童話ですね。
温かくて、ちょっと切ないお話。

新美南吉さんの名前は知っていても、詩集は読んだ記憶がなく、丁度、図書館で見つけて手に取りパラパラと数篇を読んで、じっくり読みたくなり借りてきました。

沢山の詩がありますが、優しい人柄が伝わってくるような詩です。

著者の写真も載っていて、お顔を初めて知りました。
なかなかステキです。

愛知県の出身なんですね。
そして、地元には、記念館もあるそうで、そんなに遠くないので、行ってみたいな~
なんて思いました。


      新美南吉記念館のHPは・・・こちら  



 
★★★★★
 



5d1871fe.jpg発行年月:2001年7月


小川のむこうの草原にそってつづく、細くからみあったいけがきが、のばらの村です。
ねずみたちは、昔から木の根や幹をすみかにしています。
ねずみたちは、たくさんの冒険をします。
海辺や山にいても、あるいは家の暖炉のそばにいても、いつもわくわくすることを見つけ出します。
そして、なにか困ったことが起きても、なかまが救いの手をさすのべます。 
(本裏の解説文より)

子どもがまだ幼稚園の頃は、のばらの村シリ-ズを図書館で借りて、家で読み聞かせに使っていました。
絵が細かいところまで丁寧なので、わたしのおはなしを聞きながら、子どもたちは絵をわたしが次のペ-ジをめくるまで飽きることなく、時には読み終えてペ-ジをめくろうとするのを「まだ、まって!」とわたしの手を止めて絵に見入っていたのを思い出します。

アップル夫妻の息子・ウィルフレッドは冒険好きな元気な男の子。
そして、そのお友達たち。
そのほか、のばらの村に暮らすねずみたちの楽しい生活の様子が可愛らしい絵と一緒にペ-ジいっぱいに広がっています。

この愛蔵版には、そんなお話「春のピクニック」「小川のほとりで」「木の実のなるころ」「雪の日のパ-ティ」「ひみつのかいだん」「ウィルフレッドの山登り」「海へいった話」「ポピ-のあかちゃん」の8つが収められています。
そして、本も大判なので、絵の素晴らしさも小さい本で見たとき以上のもの。


以前は、子どもの為に借りていましたが、これは自分用の愛蔵書として手元に置いておきたい本です。
とはいえ、買うと3800円。
また、暫くしたら、借りることにしましょう・・・^^;

ピ-タ-ラビットのお話をつくったポタ-も良いけど、ジル・バ-クレムは、1951年生まれなので、今後の活躍も楽しみ♪


もう今は中学生になった娘たちも懐かしいね!と本を眺めていました。


★★★★★

10c9fa46.jpg  発行年月:2008年12月 (1987発行の復刊)


おもしろい!
だから心も頭も、うごきだす!


意外かもしれませんが
ユ-モアは知性を育てます。
                     
(本の帯文より)


いつものように図書館に行って、児童書コ-ナ-の棚もチェック!
そこで「あれ?これ知らない題名だ!」と本棚から抜き出し、見たら新刊でした!

子どもが幼稚園の頃からの御馴染みの長新太さん!
ナンセンスなお話で想像力を膨らませてくれます。

これも、題名からして、ナンセンス!
ニクマンジュウがにんげんになっちゃうんですから~!

最初から最後まで、愉快で楽しいお話です♪

絵だけ見ていても吹き出す面白さ!

絵本の★はどうしても甘くなるわ~^^;

★★★★★

3696ded4.jpg  発行年月:2008年12月

 
トランプおじさんは、しょうしょう変わり者と評判のおじさんです。
村はずれのガタピシした家にひとりで犬とくらしているからでもあり、皮肉やでがんこだから、でもあります。
けれど、トランプさんが、ほかの人とちがっているいちばんのことといったら・・・・、じつは、このトランプおじさん、動物のことばがわかるおじさんだったのです。
(本の表紙裏の説明文より)


 
図書館の児童書コ-ナ-を見ていたら、たかどのほうこさんの新刊発見!
嬉しくなって借りました!11e6018a.jpg

たかどのさんの絵本は、子ども達が幼稚園の頃からあれこれ読んでいます。
一番最初は「まあちゃんのながいかみ」だったかな?


そして、本に登場する人物(には限りませんが)が、面白い名前が多くて楽しいです。
トランプおじさんという名前もユニ-クだな♪なんて、読む前から思いましたがちゃんと理由があるのです。
哲学好きの親が「プラトン」のような立派な哲学者になってほしいと思い、そのまま「プラトン」ではさすがに気がひけて字の並びを変えて「トランプ」としたのだそうです。

そして、トランプおじさんの愛犬の名前がまたまた変わっていて「イルカ-ネポポラ-レ」といいます。
全てが普通の犬なので、名前だけは変わったものにしようと付けたそうです。

理屈っぽいおじさんですが、本の中では哲学者としてではなく、なぞの生き物ペロンジの正体解明のために探偵として活躍します。
愛犬のイルカ-ネ・・・(覚えきれずずっとイルカ-ネで読んでいました^^;)をお供に。
動物の言葉がわかるおじさんなので、イルカ-ネ・・・とも普通の会話。
これもなかなか面白くて、良いコンビ!

物語はモグラの世界での出来事。
ケ-キ屋さん、クリ-ニング屋さんなど出てきますが、ケ-キ屋さんの名前は「ケ-キのラグモ」甘いもの好きなおじさんは、そこでモングランをよく食べます。
モングランのほかにはマロンモグラッセとかもあって、ネ-ミングが愉快。

ある事件が起こり、その事件には、ペロンジという生き物が関わっているということになり・・・・
事件は見事に解決しますが、その過程が楽しい。
絵本にしては、結構、長いのですが本好きの子なら小学校中学年くらいからでも楽しめそう。
漢字のよみがなもあるので、漢字の勉強にもなるでしょう。

そして、途中にある挿絵もかわいい。
たかどのさん自身も絵を描くのですが、これは、にしむらあつこさんの絵。

挿絵の中に、時々、何やら記号のようなものがありますが、それは巻末の動物文字で、絵の中の動物文字を一字ずつ解読していくのも面白いです♪


お話も面白いし、絵も楽しい。
動物文字も探しながら・・・・・と遊び心いっぱいのステキな本ですよ~。
これは、家族全員でまわし読み間違いなし!


 
★★★★★
 
 
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