ジャンルを越えた物語が飛び出す玩具箱のような1冊
明日、おとなになるこどもたち
希望きらめく6つの物語
希望きらめく6つの物語
(文藝春秋HPより)
「謹賀新年」・・・父親が急死し、若い継母とこれから二人で生きて行こうと心に決めた高校生。
「ぼくの神様」・・・不可解な父親の死の真相をつかみかけた少年。
「がんじっこ」・・・村で頑固者(がんじっこ)と疎まれる存在のシゲばあ。でもそうするのにはわけがあった!都市部の短大を卒業し、村に帰ってきた女性がそのわけを知る。
「孫の恋愛」・・・人間に恋をしたと相談を受ける祖母。命がけで貫き通すだけの覚悟を決めろと諭す。
「しっぽ」・・・朝、起きたら、しっぽが生えていた小学生。自分の神様だという不思議な生き物も現れていじめっ子も自分にひれ伏す不思議な現象を体験する。
「この大樹の傍らで」・・・宇宙の果てで生きる少年が、かつて先祖たちが暮らしていたという地球に帰ろうとする。
どの話も、素晴らしい!
さすが、あさのさん!
SF物あり、ファンタジ-物あり、青春物あり。
どれも、もっと話が広がりそう。
もっともっといろんな話が読みたい!と思いました。
文藝春秋のHPを見たら、これは新聞に連載された12編のうちの6編だそうで、あと6編が12月に刊行予定だとか。
待ち遠しい!!
「謹賀新年」・・・父親が急死し、若い継母とこれから二人で生きて行こうと心に決めた高校生。
「ぼくの神様」・・・不可解な父親の死の真相をつかみかけた少年。
「がんじっこ」・・・村で頑固者(がんじっこ)と疎まれる存在のシゲばあ。でもそうするのにはわけがあった!都市部の短大を卒業し、村に帰ってきた女性がそのわけを知る。
「孫の恋愛」・・・人間に恋をしたと相談を受ける祖母。命がけで貫き通すだけの覚悟を決めろと諭す。
「しっぽ」・・・朝、起きたら、しっぽが生えていた小学生。自分の神様だという不思議な生き物も現れていじめっ子も自分にひれ伏す不思議な現象を体験する。
「この大樹の傍らで」・・・宇宙の果てで生きる少年が、かつて先祖たちが暮らしていたという地球に帰ろうとする。
どの話も、素晴らしい!
さすが、あさのさん!
SF物あり、ファンタジ-物あり、青春物あり。
どれも、もっと話が広がりそう。
もっともっといろんな話が読みたい!と思いました。
文藝春秋のHPを見たら、これは新聞に連載された12編のうちの6編だそうで、あと6編が12月に刊行予定だとか。
待ち遠しい!!
★★★★
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山荘での退屈な時間を過ごすために発明(?)された、独創的な「遊び」の数々・・・・・ケイバ、顔、それはなんでしょう、軍人将棋。魅惑的な日々の「遊び」が、ひと夏の時間を彩ってゆく。小説家「コモロ-」一家の別荘に集う、個性的な(実在する!?)友人たちとの夏の出来事をつづる、大人の青春小説。第一回大江健三郎賞受賞作家による朝日新聞夕刊連載の単行本化。
(朝日新聞出版HPより)
著者の私小説でしょうか?
夏になると作家の「コロモ-」氏の別荘に集まる人たちの、可笑しな遊びの数々が披露されます。
とくにそこに珍しい出来事が起こるわけでなし、延々と大人同士が山荘の中で遊ぶ様子が書かれているのです。
最初は「なんじゃこりゃ?」なのですが、読んでいくと、なんだか、そんな世界に自分も浸かっているかんじ。
登場人物たちの普通の会話のやりとりが、妙に可笑しい。
遊びは、全部、家の中で出来る物。
麻雀パイを使った「ケイバ」という遊びやら、軍人将棋にも特別な役割の駒を増やした遊び。
物を全く使わない遊びも可笑しかった。
「それはなんでしょう」と「ダジャレしりとり」最高!
わたしも遊びたい!
一緒にやってくれる人、居るかが問題だけど・・・・^^;
こんな小説、初めて。
意外性のある小説。
読み始めて、暫くで「あ、つまんない」と思った人は、最後までつまんないかもしれないけど、読み始めて「へ~おもしろそう」と思ったら、最後まで、そのかんじは持続します(笑)
わたしは、後者だったので、最後まで面白く読めました。
そういえば、中学生の頃、軍人将棋、よく弟と二人でやったなぁ~。
すっかりル-ルは忘れたけど、また遊びたくなった!
★★★
12歳のおふくは、江戸・深川の料理茶屋「橘屋」に奉公に出る。
仲居頭のお多代に厳しく躾られ、おふくは仲居として成長していく。
橘屋に関わりのある人々の生き様を書いた連作7つの物語。
自分の与えられた仕事を誇りをもって真剣に取り組むことの大切さを感じました。
この時代の話は、ほかの小説でも読みます。
12歳くらいになると、よほど裕福でない限り、子ども達は親元を離れて、奉公に出る時代。
そして奉公先での苦労話。
おふくも12歳で慣れない場所に来て、仲居頭の、お多代に厳しく躾けられ、時には涙することも。
しかし、自分の居場所は、ここしかない!ここで頑張るしかないのだ!という気持ちが常にあるかんじ。
お多代のことも、厳しいなとは思ってもイヤだなとは思わない。
どんなに厳しくても、一生懸命に仕事に励む姿が、周りで働く人々やお多代にも認められます。
7つの連作短編ですが、舞台は、料理屋「橘屋」なので、違う話でも、おふくやお多代が登場し、橘屋の様子をずっと覗き見しているような気持ちで読めて楽しかった。
厨房の料理をする様子も見えるよう。
包丁のトントンという音が聞こえて、何かを煮込む鍋から湯気がたちのぼる。
お客さんに膳を運ぶ、仲居の廊下を忙しく行き交う姿。
そんな物を自然に頭に浮かべるかんじ。
おふくの成長も頼もしかったのですが、厳しくしながらも、きちんとその成長ぶりを認めている、お多代が素晴らしい。
こんな上司の下でなら、どんな苦労も厭わず、部下は働けるんだろうなぁ~なんて現代に置き換えたりして。
おふく以外の仲居たちへの指導も的確で、実に格好いいのです!
女性として憧れるちゃいます。
しかし、そんな格好いいお多代も時代的には、とても苦労していて、最後の方で20歳になった、おふくとお多代の会話は、感動しました。
現代でいうと、上司と部下みたいな関係だったのが、信頼し合う友、いやそれ以上かな?
信頼し合う姉妹みたいな雰囲気で、良い感じ!
なんだか、泣けました。
表紙の絵にある鳥は、百舌(モズ)で花は橘でしょう。物語のなかにも登場していました。
切ない恋もあり、この時代ならではの、しっとり落ち着いた雰囲気がいい。
児童書、青春物、そして時代物・・・・何を書かせても上手い作家さんだなぁ~。
★★★★
リストラ寸前の中年サラリ-マンは、ある日「今日が自分のサ-ビスデ-」なのだと知らされる。神様が世界中の人間に与えているサ-ビスデ-。
表題のほかは「東京しあわせクラブ」 「あおぞら怪談」 「気合入門」「蒼い岸辺にて」の5つのお話。
どれも面白かった。
何処かで読んだことあるような、聞いたことあるようなお話が多いけど、朱川さんの語り口がすきなので楽しく読みました。
表題作の「本日、サ-ビスデ-」では、冴えないサラリ-マンが主人公。
リストラ寸前のサ-ビスデ-の登場で、大逆転の予感。
でも、自分の願いが何でも叶う局面で、ふと考える。
リストラされない状況が果たしてベストなのか!?
苦しい状況や辛い状況でも、考え方を変えたら、違う明るい未来が開けることもあるということかな?
なかなか良いお話で、最初から爽やかな読後感。
「東京しあわせクラブ」は、ちょっと不可解なクラブの話で、少し不気味。
あまり関わりたくないわ~
これだけ、ちょっとほかの作品にはない、雰囲気でした。
「あおぞら怪談」は、題名のように、ちょっと爽やかな怪談話。
幽霊の女性を大事に接する大学生の優しさが良かった。
「気合入門」の主人公は、小学1年の男の子。
いつも自分をバカにしてるような3つ年上のお兄ちゃんに、なんとか認められようと、一人、ザリガニ釣りに奮闘する様子が可愛くて・・・。
そういえば、わたしが子どもの頃、男子はザリガニ釣りやっていたっけ。
うちの弟も大きめの空き缶に、いっぱいザリガニを入れて泥だらけで夕方、帰宅してきた昔を懐かしく思い出して、楽しかった。
最後の「蒼い岸辺にて」は、自殺してあの世に来た女性がそこの門番みたいな者と接するうちにもう一度、やり直したい!と思う話。
寿命まで生きないまま、自分の命を絶つと、その後、関わるはずだった人の将来まで変えてしまうことになるという話は、なるほど!と思いました。
生きていれば、いろいろあるけど、気持ちを常に前向きにして歩いていけたらいいな。
★★★★
できたてのセカイと、憂鬱なわたしたちの物語。
いま、最も鮮烈な7人の書き手がおくる
青春文学ベスト・トラック集
(本の帯文より)
角田光代 あの八月の、
有川 浩 クジラの彼
日向 蓬 涙の匂い
三羽省吾 ニ-ト・ニ-ト・ニ-ト
坂木 司 ホテルジュ-シ-
桜庭一樹 辻斬りのように
森見登美彦 夜は短し歩けよ乙女
有川 浩 クジラの彼
日向 蓬 涙の匂い
三羽省吾 ニ-ト・ニ-ト・ニ-ト
坂木 司 ホテルジュ-シ-
桜庭一樹 辻斬りのように
森見登美彦 夜は短し歩けよ乙女
以前、読んだ作品は 「クジラの彼」と「夜は短し歩けよ乙女」は、文句なしによかった!
何度読んでも、いいなぁ~(^^)
ほかの作品は、今回はじめて。
全く初めて読む作家さんは、日向さんと三羽さん。
以前、読んだ作品は、大好きなので、もう一度読みたくて。
そしてほかの作品も読んでみたかったものが多かったので読み始めから期待度が大きかった書。
読後その期待は、外れることなく、大満足の1冊でした!
アンソロジ-は、なかには好みじゃないのもあって普通ですが、これは、どれもいい。
あくまでもわたしの好みには、ドンピシャ!だったというわけですが・・・・。
初めて読む、日向さんの「涙の匂い」は、中学生時代、少しだけ住んだ東北の町の様子を思い出したように書かれた話。
ほのぼのとした暮らしの中で起こる、出来事。
甘酸っぱい初恋。
懐かしいような不思議なかんじがしました。
そして、やはり初めて読む三羽さんの「ニ-ト・ニ-ト・ニ-ト」あまり明るい現実ではないですが、登場人物たちのやりきれない感情が伝わってくるようで、なかなか興味深かった。
アンソロジ-で初めて読んだ作家さんの作品が気に入ると、その方の他の作品を読みたくなります。
自分にとっての新しい作家さん、発掘にはいいですね~♪
この表紙写真もちょっと今の季節っぽくて好き!
★★★★
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自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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