発行年月:2019年4月
出会ってはいけない二人が出会ったとき、世界の均衡は崩れ、物語は暴走する――【時代をまたいで疾走する、エンターテインメント小説2篇! 】我が家の嫁姑の争いは、米ソ冷戦よりも恐ろしい。バブルに浮かれる昭和後期の日本。一見、どこにでもある平凡な家庭の北山家だったが、ある日、嫁は姑の過去に大きな疑念を抱くようになり......。(「シーソーモンスター」)突然、僕は巻き込まれてしまった。時空を越えた争いに――。舞台は2050年の日本。ある天才エンジニアが遺した手紙を握り締め、彼の旧友と配達人が、見えない敵の暴走を前に奮闘する! (「スピンモンスター」)
(中公公論新社HPより)
<シーソーモンスター>は、嫁と姑の対峙。
でも、こちらは、共通の敵が現れたときに最強になった!
嫁・北山宮子と姑・北山セツ。
二つ目の話<スピンモンスター>では
人工知能開発者とそれに敵対するもの。
こちらは敵がよくわからないままだったけれど、そこに巻き込まれた
水戸直正と檜山景虎。
2人は、二台の車の事故による、お互いが生き残り。
高校で再会するが、近づきがたい存在として意識していて、それがまた
大人になって再会。
水戸は、配達屋。檜山は警察官。
そして、水戸は檜山に追われることに。
似た者同士でも、敵対することになってしまった者たちの話。
スピンモンスターで、北山宮子が登場。
水戸が子どもの頃から愛読していた絵本「アイムマイマイ」の作者のひとり。
作者は、せつみやこ。
絵をセツが描いて文は宮子。
2人が共作で絵本を出版していたと知って、なんだか嬉しくなった。
宮子の息子も大活躍!
スピンモンスターの水戸と檜山も、親友になれたらいいな~。
螺旋プロジェクトん企画で色々な作家が色々な時代を描く物語、
これは昭和と現代。
次はずっと昔の物語を読んでみるつもり。
★★★★
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発行年月:2019年6月
近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない<わたし>は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導する。『あひる』『星の子』が芥川賞候補となった話題の著者による待望の最新作。
芥川賞受賞作。
(朝日新聞出版HPより)
「むらさきのスカートの女」と友達になりたくて彼女の行動を追う
「黄色いカーディガン」のわたし。
友だちになりたいための「黄色いカーディガン」のわたしの行動の方が
「むらさきのスカートの女」より、ずっと変わっていると思った。
無職の彼女に自分の職場(ホテル M&H)に就職するように仕向け
願いどおり、同じ職場になった2人。
普通に声を掛ければいいものを・・・・
以前と同様に行動を追い、彼女のピンチには、手助けをする。
職場の人間関係を良好にしていく「むらさきのスカートの女」。
けれど、それが崩れる事態に。
所長との不倫の噂が広まり、良好な職場の人間関係が崩壊していく。
さて、どうする?黄色いカーディガンの女・・・・・。
事態はより深刻なかんじになって、事件っぽくなった!
ハラハラドキドキ。
黄色いカーディガンの女は結果的に、むらさきの女を助けたのか?
逃がしたことにより、彼女をより窮地に追いやったのかも?
どうしたんだろ?この後・・・。
芥川賞にしては、わかりやすい文章でよかったか?
「こちらあみ子」の方がインパクトはあったけれど・・・
しかし、独特な雰囲気を作るのが巧い作家さんだなぁ~。
次回作の期待してます!!
★★★
発行年月:2019年5月
亡き女房と瓜二つの女。五寸釘が首を貫く禍々しい死。
欲に呑み込まれていく、商(あきない)と政(まつりごと)。
江戸の巷にうごめく人々の表と裏。人を殺すのも苛むのも、産み落とすのも、巣くうのも、生きる支えになるのも人だ。
心に虚空を抱える同心木暮信次郎と、深い闇を抱える商人遠野屋清之介。そして因縁の二人を見つめる岡っ引伊佐治。
宿命に抗う男たちの生きる哀しみと喜びを描く、待望のシリーズ。
(光文社HPより)
もう弥勒シリーズも9作目なんだ~。
でも、まだまだこれは続きそう。
楽しみなシリーズだから長く続くのは嬉しいけれど。。。
最初の殺しは、ちょっとした心理戦の上での自死だった。
喧嘩した相手を殺してしまったと自責の念で自ら命を絶った男。
しかしそういう気持ちになったのは、妻の言葉があったからで妻は夫が
そうなることを望んでいた。
女はしたたか。
でも、その自死した男の喧嘩相手だった男もすぐに死ぬ。
こちらは首に太い釘は刺さった状態での殺し。
その後、遠野屋に近づいた八代屋太右衛門が同じような殺され方で見つかる。
そして、真相究明に乗り出す木暮信次郎と伊佐治親分。
で、やはり関係者と繋がる遠野屋清之介。
清之介の武士の時代のことも絡みつつ、謎の女性・およえ。
清之介の亡き妻・おりんと瓜ふたつの容姿。
亡くなった八代屋の娘・おちやの付き人。
おちやとおよえ。
この二人は、続編にまた登場して欲しいキャラクター。
今回も面白かった!
★★★★
発行年月:2019年4月
あなたはまるで、人の死を自分の幸福に変えて生きているようだ
城石明音は先天性の心疾患を患っていた。8歳の時に病状が悪化し、両親は渡米しての心臓移植手術を決断する。しかし、そのためには1億5千万円という莫大な費用が必要だった。懸命の募金活動の末、募金額は目標額を越え、明音はチャーター機でアメリカに渡った。幸いドナーも見つかり、手術も無事に成功し、明音は一命を取り留めた。誰もが明音の生を祝福しているかのようだった。このときまでは――。
(光文社HPより)
アメリカに渡り、心臓移植を受け、助かった明音の命。
その先に待っていたのは、あまりにも過酷な日常。
想像しなかった。
こんなこと、実際もあるんでしょうね。
渡米費用が用意出来ず、移植されることもなく失われた若葉の命。
助けることが出来なかった若葉の母親は、明音の存在を妬み、攻撃する。
そして、そのことによって、明音に向ける周囲の眼が変わってしまう。
なんとも辛い話だった。
募金を募り、公に晒される患者家族。
その後の経過も含め、プライバシーが晒されることになる。
大人になって、やっと幸せが訪れるかと思ったのに・・・どこまでも不運が
やってくる。
なんか、色々、考えさせられた。
自分が若葉の親だったら?
明音の親だったら?
ず~んと重たいものを残したまま、終わるけれど、読んで良かったと思う。
今まで気付かなかったことを教えて貰えたかんじ。
★★★★
発行年月:2018年10月
『ガリレオ、再始動!』
シリーズとしては、6年ぶりの単行本が、長篇書下ろしとして堂々の発売!
容疑者は彼女を愛したふつうの人々。
哀しき復讐者たちの渾身のトリックが、湯川、草薙、内海薫の前に立ちはだかる。
突然行方不明になった町の人気娘・佐織が、数年後に遺体となって発見された。
容疑者はかつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。
だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。
さらにその男が、堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を「憎悪と義憤」の空気が覆う。
かつて、佐織が町中を熱狂させた秋祭りの季節がやってきた。
パレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたか。
殺害方法は?アリバイトリックは?
超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。
第一作『探偵ガリレオ』の刊行から二十年――。
シリーズ第九作として、前人未踏の傑作が誕生した。
(文藝春秋HPより)
久しぶりのガリレオシリーズ。
湯川教授が出て来ると福山雅治の顔が浮かんじゃうけれど・・・^^;
事件は、嫌なもの。
少女を誘拐し監禁ののち殺害。
色々な証拠は挙がるものの犯人と確定できるものまでは出て来ず
容疑者の男・蓮沼は裁判では無罪。
そして、再び、似たような事件。
被害者は、19歳の並木佐織。食堂の手伝いもし、常連客たちからも
可愛がられていた。
蓮沼は被害者の両親が経営する食堂に平気で現れる。
一旦は、捕まるがまたしても証拠不十分で釈放。
そんな蓮沼が遺体で発見される。
被害者家族の気持ちや、その周りの被害者をよく知る者たちの気持ちに共感しながら
読んでいた。
途中、事件の真相がわかった時はやや驚いたけど
最後は、納得。
最初から最後まで、読み続けさせる東野さんは、やはりさすが!
湯川教授も相変わらず良いです!
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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