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読んだ本の感想あれこれ。
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32662079.jpg   発行年月:2011年11月


   鳴く声は、いのちの燃える音に似て------
   幽閉先で家譜編纂と十年後の切腹を命じられた男。
   何を思い、その日に向かって生きるのか?
   心をふるわす傑作時代小説!

    第146回 直木賞受賞作


                                       (祥伝社HPより)


首を長くして待っていた直木賞受賞作の本書。
期待に胸を膨らませて読みました♪

そして、その期待を遥かに超えた感動作でした!!
泣けました・・・(/_;)

主人公は、戸田秋谷(とだしゅうごく)。
江戸で藩主の側室と不義密通を犯し人を一人斬ったという罪で幽閉の身。
幽閉先では、妻・織江 娘・薫 息子・郁太郎とともに住み、命じられた家譜編纂に励む。

そして、もう一人の男・檀野庄三郎が秋谷の監視役として幽閉先の地に向かう。
庄三郎は、城内で刃傷沙汰を起こした罪で死罪を免れる代わりに秋谷の家譜編纂の手伝いと監視を命じられていた。

監視役として秋谷の家族と共に暮らしながら、秋谷の人柄に魅せられていく。
そして切腹を命じられた罪そのものも、全く秋谷に非がないものであると知る。
なんとかして、切腹を赦される手立てはないものか?
読みながら、このまま切腹なんてことにならないでほしい!!と強く思いながら読みました。

けれど・・・・・・。

秋谷の思いが哀しく切ない。
そこまでいろいろなことを考えて自分が犠牲になることが一番、良いと考えたのか?

秋谷の息子・郁太郎は、そんな父の気高い武士魂を見て、きっと立派な大人に成長するだろう。
郁太郎の友・源吉も偉かった!
幼いのに、決死の覚悟で取り調べを受けて・・・・この場面が一番、辛かった!(;O;)


自分が生きると言うことよりも、自分がどう振舞ったら大事な人がこの後、生き易くなるのか?を考えている者たち。

庄三郎も一時はそんな思いで命賭けの行動に出た。
その行動に出る前のことばが印象的だった。

・・・・・・・・ひとは心の目指すところに生きているのだ。
心の向かうところが志であり、それが果たされるのであれば
命を絶たれることも恐ろしくはない
・・・・・・・・・・・・・


秋谷も同じ思いであったのか?と考えると少しは救われる。


葉室作品、やっぱり凄いな。


★★★★★ 
 
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ひろさんへ
映画「蜩の記」観て来ましたよ~。
原作を読んでいる主人も、高校生の次女も
「見たい!!」と言ったので3人で出かけました。
観てる人の平均年齢は高かったぁ~^^;
もうひとつのブログにも書きました♪
よかったら覗いてみてください^m^
http://kyoko327671154.blog82.fc2.com/

そして。。。早くもまた新刊ですか?
ホントに筆がどんどん進んじゃう作家さんですね~。
今度もちょっと女性好みのお話ですかね?
楽しみですが、その前に「緋の天空」を読まなきゃ!
図書館の順番ももうすぐなので^^;

いつも最新情報ありがとうございます。
またいろいろ教えてくださいm(__)m
kyoko 2014/10/09(Thu)09:11:47 編集
ハムリン最新作「風花帖」
映画「蜩ノ記」が封切られました。評判・観客動員も上々、同慶の至りであります。
そんな中、又もや新刊が出ました。「緋の天空」からまだふた月も経っていないのに早すぎます。

「風花帖」-小倉藩士 印南新六はかって生涯をかけて守ると誓った女性・吉乃のため、刺客として騒動の中心に巻き込まれてゆくがーーー。
互いに思いを通わせながら同じ道を歩むことが出来なかった男女の運命を描く。
ひろ 2014/10/07(Tue)15:11:15 編集
ひろさんへ
うわ~一足先に映画観られたんですね!!
しかも、葉室先生のトークショーもありですか?
そして、をれを最前列で?
羨まし過ぎます!!

貴重なお話、教えてくださり感激ですm(__)m
そうですか・・・先生は堀北真希さんにメロメロなんですね~^m^

一般公開が本当に楽しみです♪
kyoko 2014/09/24(Wed)16:49:58 編集
映画「蜩ノ記」観ました
美智子皇后陛下もご覧になった宮内庁御用達?映画「蜩ノ記」を遂に観ました。映画の封切前なので感想は控えますがスクリーンの画像が消えエンドロールが終了したとき場内から期せずして拍手が起こったことだけお伝えしておきます。
この試写会は「西南学院創立100周年記念」と銘打ち西南学院大学が主催者だったので上映前に大学OBの葉室麟さんのトークショウが開催されました。最前列を確保した私の4m先に生ハムリンが着席されました。トークショウでのはなしを報告します。(抜粋)
映画化について「小泉監督が久留米までお出でになり映画化のお話を伺いました。大学生の時、映画研究部だった自分にとって黒澤監督は尊敬する方だしそのDNAを受け継ぐ小泉監督も存知あげていたのでお任せしました」
この時点で「蜩ノ記」は原作者の手を離れ映画の脚本家の手に移るようです。いい例が柚子の話です。原作では柚子の話は出てきませんが映画では「柚子は九年で花が咲く」と言うセリフがあります。これはハムリン先生が人生の感慨を語るときに引用される「桃栗三年柿八年、柚子は九年で花が咲く」を小泉監督も知っておられて映画で使用されたようです。放送局を辞め売れるか売れないか分からない作家デビューして九年「まさにこの映画は九年かけて咲いた柚子の花のようなもの。堀北真希さんのセリフを聞いたときは胸にグッと込み上げるものがあった」と語られました。
司会者の「好きな女優さんは?」の質問に六十歳を過ぎた売れっ子作家は少年の顔になり恥ずかしそうに小さな声で「堀北真希さん」
最後に「この映画は親や友達、人には大切するものがあることを伝えてくれています」と語られ締めくくられました。
ひろ 2014/09/24(Wed)13:34:26 編集
ひろさんへ
お知らせいただきありがとうございますm(__)m

早速、動画見ました!!
葉室先生、なかなかダンディです!!
ますますファンになりましたよ~^m^
kyoko 2014/09/04(Thu)10:07:45 編集
映画「蜩ノ記」完成報告会見
「Eね!蜩ノ記」を検索すると完成報告会の動画を観ることが出来ます。役所、岡田、堀北、原田にまじり居心地が悪そうなハムリン先生も発言しますよ。
ひろ 2014/09/03(Wed)15:20:24 編集
ひろさんへ
お知らせいただきありがとうございますm(__)m
早速、予告を見ました!
いいですね~。
益々楽しみになりました(^^)
kyoko 2014/06/11(Wed)13:17:00 編集
映画「蜩ノ記」予告編
映画「蜩ノ記」公式サイトで予告編が流れています。期待感が高まります。
ひろ 2014/06/10(Tue)10:49:12 編集
ひろさんへ
いいですね~。
講演会に行かれたんですか?

「蜩の記」の撮影裏話ですね。
益々、映画が待ち遠しくなりました(^^)

秋谷の妻が元気ハツラツ・・・^m^
でもイグサを織るシーンはまた地元の方達には
喜ばれるでしょうね~。
「ま、それもいいか?」と葉室先生なら寛大に認めているんでしょうね。
kyoko 2014/05/20(Tue)15:58:05 編集
映画「蜩ノ記」
ハムリン先生が参加された講演会を聴講しました。
話題が本題から脱線して映画蜩ノ記」になりハムリン先生が撮影現場・試写を見て
 
※ 黒沢明の黒澤組が集結し70歳を超える老カメラマンが素晴らしい映像を撮るために若いスタッフを叱咤激励していたこと。

※ ロケの現場に柚子が植えてあったこと。
私の著作に柚子の名のつく著作(2冊)あるのでスタッフの方が気を利かせたらしいのだが私は特別柚子だけが好きなわけではない。

※ 原作に大分のイグサのことを少し書いたら地元の方にとても喜んでいただいたこと
秋谷の妻織江は病弱と書いたつもりが映画ではイグサの織り方を教えるなど元気ハツラツだったこと等々をユーモアを交えて話されました。
ひろ 2014/05/20(Tue)08:46:11 編集
ひろさんへ
おぉ~またまた新刊のお知らせですね!
今度の作品は、ちょっと今までとは違うかんででしょうか?
またまた楽しみですね~。
発売日を忘れないようにします!!
いつも情報ありがとうございますヽ(^。^)ノ
kyoko 2014/05/15(Thu)08:25:31 編集
ハムリン最新作
賊に陵辱された妻に対する愛は不変か・・・・
仏師は行方不明の妻をどこまでも追いかける。
表現の高みを追求した仏師が見つけたのは?

「天の光」徳間書店 2014年5月30日発売予定
ひろ 2014/05/13(Tue)12:52:26 編集
ひろさんへ
え?10月公開なのに、もう映画チラシがあるんですか?
ええと、主役は岡田準一さんでしたっけ?
映像もきれいなんですね。
公開が待ち遠しいですね~。
kyoko 2014/05/12(Mon)21:28:52 編集
映画「蜩ノ記」
映画「蜩ノ記」のチラシを入手しました。
10月公開なのに東宝系の映画館に置いてありました。東宝も力が入っているみたいです。
日本の美しい四季の風景の中で物語が描かれているようで期待が持てます。
ひろ 2014/05/12(Mon)12:43:12 編集
ひろさんへ
公開日までまだまだ期間ありますが
首を長くして待ちたいと思います!!
そうですね。バスタオル確かに必要かも^m^
kyoko 2013/12/24(Tue)17:22:17 編集
映画「蜩ノ記」
映画「蜩ノ記」の公開日が決まりました。
2014年10月4日(土)です。
まだ先なので健康に留意してバスタオル持参で観に行きます。
ひろ 2013/12/24(Tue)16:58:38 編集
ひろさんへ
おぉ~!!
「蜩ノ記」がクランクアップですか!?
それは楽しみです!!
読んでいた物語が映像で見られるって嬉しいですね
お知らせいただき、ありがとうございます♪
kyoko 2013/07/28(Sun)16:44:41 編集
映画「蜩ノ記」クランクアップ
映画「蜩ノ記」がクランクアップしました。現在、編集中で9月完成、来年公開予定。
秋谷の屋敷は岩手・遠野、慶仙和尚が住職を務める長休寺は日本三景松島の円通院、庄三郎と薫が夜祭に行く向山神社は福島・喜多方市の新宮熊野神社で撮影されました。美しい本堂がさぞかしスクリーンに映えるでしょうし、立派な神社に太鼓の音が響き渡るでしょう。物語のクライマックス秋谷が庄三郎と郁太郎を助けに中根家老の屋敷に乗り込むシーンは福島・会津若松の豪壮な武家屋敷で撮影されました。宿敵中根家老はベテラン俳優串田和美(作家 串田孫一の息子)が松吟尼は寺島しのぶが演じるようです。
小泉監督が黒澤明直伝の撮影を敢行、張り詰めた現場から素晴らしい作品の予感がします。
ひろ 2013/07/22(Mon)08:52:20 編集
ひろさんへ
お返事遅くなりました^^;

「蜩ノ記」映画化楽しみです!!
配役もなかなかいいですね~(^^)
首を長くして待ちましょう♪
kyoko 2013/03/20(Wed)17:55:36 編集
「蜩ノ記」映画化
名作「蜩ノ記」が映画化されます。注目の秋谷は役所広司、庄三郎ー岡田准一、薫ー堀北真希、織江ー原田美枝子。
ハムリン先生も映画のシナリオに「私が思い描いた世界がそのまま表現されている。劇場で涙したら恥ずかしいので、目立たないようこっそり見たい」と話されました。メガホンを執るのは黒澤明監督の愛弟子、小泉尭史監督、監督自らが直木賞受賞する前に同作を読み映画化を熱望、福岡在住の葉室氏に会いに行き映画化が決定しました。映画「蜩ノ記」は4月から6月まで岩手県、長野県などで黒澤組のスタッフも多数参加しオールロケ撮影を行い、9月完成予定。公開は2014年。
ひろ 2013/03/14(Thu)10:06:05 編集
ひろさんへ
もう読まれたんですね!!
わたしもひろさんに教えていただき図書館に走ったおかげであと少しで手元に来そうです(^^)

郷土愛溢れる作品なんですね。
読むのがますます楽しみです♪
いつもコメントありがとうございますm(__)m
kyoko 2012/08/11(Sat)07:44:35 編集
葉室麟「千鳥舞う」
ハムリン最新作「千鳥舞う」読破しました。
江戸時代、博多の女絵師が「博多八景」を描く過程を通して葉室さん得意の日本人男女の心の琴線に触れる表現で哀切さを感じさせてくれます。
「濡れ衣を着せる」の語源となった故事が博多にあるなどガイドブック的要素も含まれており、葉室さんが西南学院大学から社会人を過ごした博多への郷土愛も感じられました。
ひろ 2012/08/10(Fri)09:32:45 編集
ひろさんへ
なるほど・・・映像化されたら・・・と考えるのは楽しいですね~(^^)

わたしは、上川隆也さんが好きなので、庄三郎あたりを是非、お願いしたいです!!
ほかの配役は、このなかでは
戸田秋谷は渡辺謙
薫は松たか子
織江は木村多江
松吟尼は黒木瞳が良いな♪
kyoko 2012/08/01(Wed)17:11:45 編集
配役を
「蜩ノ記」がNHKのラジオドラマで放送されたことは既報の通りですが日本全国の読者はすでに映画化の際の配役を妄想し始めました。私が読者のブログで確認したのは以下の通りです。物語を思い出して自分なりにキャスティングするのも一興かもしれません。
戸田秋谷ー渡辺謙、役所広司、江口洋介、仲代達也、舘ひろし。
庄三郎ー向井理、溝端淳平、小栗旬。
薫ーくつ那汐里、松たか子、武井咲。
織江ー戸田菜穂、木村多江。
松吟尼ー吉瀬美智子、黒木瞳。
中根家老ー中尾彬       以上
ひろ 2012/07/31(Tue)16:21:32 編集
ひろさんへ
はい!やっと読むことが出来ました!!
「葉室ワ-ルド」素敵です

本当に主人公たちの生き方には頭が下がります。
美しく生き抜いた人たちですね!!
こういう作品を海外の方にも読んで欲しいですね~。
日本人の心意気を知って貰えると思いますから・・・。
ほうほう、大学時代にキリスト教学を学ばれたんですか?
なるほど、興味深い情報をありがとうございます。
葉室さん自身もきっと素晴らしい人間愛をお持ちの方なんでしょうね~。

この前教えていただいた新刊はすぐに図書館で予約しました。この夏の間くらいに読めるかなぁ~?
kyoko 2012/07/29(Sun)17:27:04 編集
遂に
遂に「蜩ノ記」読まれましたか。良かったでしょう。これで名実ともに「葉室ワールド」へようこそです。ハムリン作品の一貫したテーマは人生の枠組みの中で、どう生き、どう感じ、どんな生き方を定めるかは人それぞれだけど男女を問わず素直に人に優しく愛する日本人の心意気だと思います。葉室さんがクリスチャンかどうかは知りませんが講演会で大学時代にキリスト教学を学んだ聖書を未だに持っておられると聴きました。
葉室さんの精神構造にはキリスト教の「人間愛」があるのかもしれません。
ひろ 2012/07/29(Sun)11:09:41 編集
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