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読んだ本の感想あれこれ。
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4d8816d9.jpg発行年月:2009年1月


生まれた時から発育がよく13歳でピンナップガ-ルさながらの体つきだったアカリ。
性格は地味で平凡に生きたいアカリだが、出会う人々は、平凡じゃないひとばかり。

次第にアカリ自身が変わってゆく。



生まれた小さなまちでは、自分の体が人目を惹き、静かに暮らせないと大きなまちに引っ越し、一人暮らしを始めるアカリ。
小さなまちでは両親と祖母と暮らしていたが、祖母の言葉がヒドイ!
発育の良いアカリの体を「いやらしい」と言っちゃうんですから・・・。
可哀相すぎ。

一人暮らしをしてから最初、職を点々と変えるアカリですが、ヘアサロンの受付の仕事で落ち着くので一安心。
そこで出会う人たちが後々、アカリを追い詰めることになるのですが、途中までは楽しそう。
ヘアサロン上のエステテックサロンで働く、さくらちゃんとお友達になり、二人でお互いの家を行き来しながらの会話は笑えました。
両サロンのお得意様である通称ティナ(ティナタ-ナ-に似てるとか)を密かに研究する会も可笑しいし・・・・。
楽しくこのまま暮らしていけばいじゃない?なんて明るい気持ちで読んでいると・・・・
飛沢郁夫という怪しげな男が登場するあたりから、事態は急展開!
アカリが例えるには「白身魚の切り身みたいな男」・・・・・想像できません^^;

この郁夫が登場してからは、さくらちゃんとの楽しげな雰囲気が郁夫との怪しげな雰囲気に変わっちゃうのです。
いつか南の島に一緒に行きましょうみたいなノリで、その予行演習と称して二人で始めることも気持ち悪いです^^;

その後は、もっと気持ち悪い事(大変な事)が起こって・・・・どうなるのぉ~!?と思うと、これが案外ラストは
健全っぽい。


途中、嫌悪感を抱く文章があるのですが、ま、我慢して読むと・・・・なるほど!と少し納得出来る部分もあったりで、最後まで油断出来ない展開でした。


少し前に読んだ「田村はまだか」も変わった話でなかなか面白い本でしたが、これもなかなか面白かった。
わたしの中では次はどんな作品、書いてくれるのか?と期待したくなる作家さんです。


★★★
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藍色さんへ
そうですね。読みながら、どうなってくの?と気になり続けていましたが、ま、無難に終わってよかった(かな?^^;)

トラックバックいつもありがとうございます
kyoko 2009/04/18(Sat)09:08:15 編集
無題
どんな結末になるのか、最後まで目が離せませんでした。

トラックバックさせていただきました。
藍色 2009/04/18(Sat)02:21:47 編集
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