市営斎場前に建つ、一軒のうどん屋。暖簾をくぐるのは、命の旅立ちを見届けたひとたち-----。
いま、届けたい物語。
中学二年生のよっちゃんは、祖父母が営むうどん屋『峠うどん』を手伝っていた。『峠うどん』のお手伝いが、わたしは好きだ。どこが。どんなふうに。自分でも知りたいから、こんなに必死に、汗だくになってバス停まで走っているのだ。
おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん。そして『峠うどん』の暖簾をくぐるたくさんの人たちが教えてくれる、命についてのこと-----。
わからないことはたくさんあるの、あっていいの、いまは……
(講談社HPより)
いつも泣かせてくれるなぁ~。
14歳の淑子がうどん屋を営む祖父母の手伝いをしながら学ぶことは、読みながらわたし自身も学ばせてもらったというかんじ。
職人気質っぽいおじいちゃんと、接客上手なおばあちゃん。
この二人がいい!
特におばあちゃんの語るウンチクはメモに取っておきたいようなことばかりでした!
うどん屋のそばに市営の斎場が出来、そこに集う人が、うどん屋に立ち寄ることも多い。
人の死に向き合った人たちに接し続けることで、気づくこと。
後ろの方の斎場の霊柩車を運転するトクさんと別れた奥さんの話は、感動した。
認知症を患ってる元妻の和子さんは、トクさんに会いたがっているというけれど、トクさんは会いにいかない。
それにはちゃんと筋の通った理由があった。
なるほどね・・・・。
見送るひとは死んでいく人に、後ろ髪を引かせちゃだめ・・・・
涙腺を刺激されながら、アッという間に読了の上巻でした。
下巻も読むのが楽しみです。
★★★★
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★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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