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読んだ本の感想あれこれ。
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1dae05d4.jpg発行年月:2010年8月


もっと我慢せず、自分のために生きればいい。

君川小麦は、26歳のパティシエール。東京での修行を終え、ケーキショップを開くため故郷の北伊豆に帰ってきた。小麦の兄・代二郎と義理の姉・道恵の間には、叶夢(かなむ)という6歳の息子がいる。叶夢には、レイモンドという天使の友達がいるらしい。ケーキショップ開店のため小麦が見つけた店舗物件に対し、叶夢は「ここ、はやらないよ」「レイモンドがそう言ってる」と口にし、小麦、代二郎夫妻を戸惑わせる。しかし、結果は叶夢の言うとおりに…。さらに、帰京した小麦には家族にも明かせない秘密があった。君川家の人々は様々な困難を乗り越えながら、ケーキショップの再起を目指す。

                                           (小学館HPより)

3年前に手術した癌が再発し、再び治療を開始した小麦。
けれど、夢であったケ-キ屋を開店し、一所懸命ケ-キづくりを行なう日々。
開店時には、そこそこの集客もあったが、段々と客足が遠のき、店を一緒にやっている母親や義姉には病気の事が知れてしまう。

けれど・・・そこからが良かった。
義姉との関係も修復したし、再びケ-キ屋開店し頑張ろうと団結力を強めた家族。

小麦の兄・代二郎も妹思いで、温かい。
兄夫婦の息子・叶夢(かなむ)くんも可愛い。
叶夢くんは、ちょっと変わっていて、あまり友達と積極的に関わらず一人、別の世界を見てるかんじですが、叶夢くんだけに見える天使のレイモンド(通称レイ)の存在が、この家族を方向に導いていた。

天使の存在なんて非現実的なことだけど、それがあるからこそ、この物語が温かい物語として成り立っていたかんじ。

心が弱っているとき、信じるものの存在って大きい。

小麦の周りの家族以外の人たちも温かい人ばかりでした。

ラストは予想通りでしたが、哀しい気持ちよりも穏やかな気持ちの方が大きかった。

素敵なお話でした(^^)

★★★★
 
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