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読んだ本の感想あれこれ。
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cc9ce729.jpg発行年月:2008年5月


スポ-ツインストラクタ-の克己と弁護士の彩は、血の繋がりのない義理の姉弟。成人した今、克己の彩に対する感情は、姉以上のものになっていた。そんな中、彩の不倫相手が彼女の職場で急死する。助けを求められた克己は、彼女を守るため遺体の処理をするのだが・・・・・。


                           (本の帯文より)



最初にこの表紙から想像される(どんな?^^;)ような義理の姉と弟の関係は、なかった事に少しホッとしました。
もっと二人の濃厚な何かがあるのかと勝手に想像しちゃっいました。

彩の母親と克己の父親が再婚したのは、彩16歳。克己9歳の時。

その頃から彩は成績優秀でハイレベルの高校でも常に学年5番を下らない成績。
父親は度々、「彩に出来ておまえに出来ないはずはない」と克己に勉強しろと強いる。
なんとか、彩と同じ高校に合格したら、彩は弁護士を目指しているから、おまえは医者になれと。

なんていう身勝手な親でしょう・・・・・^^;
呆れちゃう。子どもの気持ちを全く考えず、自分の考えを押し通す親。
克己が抑圧されて、起こす行動もムリはないななんて思ってしまいました。
でもそれは、大事に至る前に偶然、実家に来た彩によって阻止されるのですが。

大人になった彩は、弁護士の道を歩み、テレビのコメンテ-タ-として出演するほど。

そして、彩の身にある不運が起こり(帯文に書いてあること)、それを助ける克己。

それから二人は同じ秘密(罪)を抱えながら、頻繁な連絡を取り合うように。

成績優秀で何も問題がないように見えた彩にも苦しい悩みを抱えていた。
だから、不倫相手に島岡のような男を選んだというのも哀しい。


怖かったのは、島岡の妻。
彩にとっては、会いたくない人。
でも、かつて、夫が法律相談で彩に世話になった事があるのを知っていて、訪ねて来る。
そして、夫が亡くなったことで心細い自分の助けになってほしいという態度で近づいてくる。
こういう女性、こわ~い。

登場してくる全部の人の考え方、行動には、全く共感出来るものはないけれど、物語としては結構おもしろかったかな?

ラストは、もうちょいその先を教えて欲しいなぁ~みたいな終わりでしたが、想像して楽しむのもいいか?


★★★
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