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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2021年4月


私たちずっと一緒だと思っていたのに。彼女は脱獄犯の男と、島から消えた。
小学校最後の年を過ごした島で、葉は真以に出会った。からかいから救ってくれたことを機に真以に心を寄せる葉だったが、ある日真以は島に逃げ込んだ脱獄犯の男と一緒に島から逃げ出し、姿を消してしまう。裏切られたと感じた葉は母に連れられ東京へ戻るが、大人になって会社で日々受けるハラスメントに身も心も限界を迎える中、ある陶芸工房のHPで再び真以を見つける。たまらず会いに行った葉は、真以があの事件で深く傷ついていることを知り――。女であることに縛られ傷つきながら、女になりゆく体を抱えた2人の少女。大人になった彼女たちが選んだ道とは。

                     (角川書店HPより)




都会から祖父母の元に来た葉(よう)と離れ島に祖父と暮らす真以。


島に来て、なかなか雰囲気に馴染めない葉だったけれど、表情が乏しいけれど
優しい真以と親しくなる。
が、ある時、窃盗か何かの犯罪で捕まった青年が逃亡犯として島に来ているらしいと
警察が見回りに。
そして真以と葉は、その青年と知り合う。
名前を知らず、お兄さんと呼び、おにぎりなど食料を渡したりしていたが
ある日、お兄さんと真以は島からいなくなる。



第二部は第一部から20年後。

大学を卒業し飲料メーカーの販売促進部で働く葉。
上司の男性から理不尽ないやがらせを受けながらも仕事はきちんとこなして
いた。
ある時、任された企画に関連する資料を見ていて、焼き物の作者として
横顔の顔写真から真以だと知り、再会。

2人は離れていた間もお互いを大切に思っていた。
職場で辛いハラスメントを受けていることも打ち明け、葉は、強くなる。


心強い理解者の存在が踏み出す勇気をくれる。

真以自身も辛い思いをしてきたからこそ、人の痛みに敏感なのかな?と
思うと少し辛いけれど、二人はこの先もお互いを支え合って
強く生き抜いて行ってくれると信じたい。


しかし、ホント、最低最悪の上司だな。
もっと痛い目に遇わせてやりたいわ!(怒)



                      ★★★
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