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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2021年7月


『火の粉』で裁判官の葛藤を、『検察側の罪人』で検事の正義を描いた
雫井脩介が問う、弁護士の信念とは? 作家デビュー20周年を迎えた著者の渾身作!
病院で起きた点滴死傷事件。
入院中の4人の幼い子どもたちにインスリンが混入され、2人が殺された。
逮捕されたのは、生き残った女児の母親。
人権派の大物弁護士らと共に、若手弁護士の伊豆原は勝算のない裁判に挑む!

                       (発行/幻冬舎)



今回は、弁護士の話。

被告人として逮捕されたのは小南野々花。
自身の次女も事件の被害者の一人。


病院勤務したことある、わたしからしたら、野々花が犯行するのは無理だよ~と
思ったけれど、もしかたら、やったの?と思われてしまうキャラクター。
そのキャラクターづくりが巧い!


母子家庭で、長女は、母親を疑っていたくらいなので・・・。
自分の子どもにも疑われるって辛いことだな。


担当弁護士になるのは、伊豆原。
最初は、ちょっと頼りなくないかな?と思ったけれど、自分でいろいろ調べて
無実を確信してからは、なんだか頼もしくなった。
野々花の娘たちのことも気にかけながら支えて、結果的にこの母子を救うことに
なり良かったぁ~と思った。


そして、真犯人は、看護師だったわけだけど、動機がちょっとよくわからない。
その点はちょっとがっかりだったな。


まあ、でも十分、面白かった。


もう一つの満員電車内での痴漢行為で罪を問われた男性も無実が認められて
良かった。
でも証言者がいなかったら、そのまま罪人扱い?
恐ろし過ぎるぅ~。


やってないものは、やってないって言い続けることが一度、逮捕されてしまうと
難しいっていうのも嫌だな。
強制的に罪を認めさせる手法は実際、今もあるのか?
今は、そんなこと出来ない警察であってほしい。




                     ★★★
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