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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2020年10月


暗い淵のなかに身を沈めて仰ぎ見る、透き通った光。「生きているって、すごいことなんだねぇ」歌う鳥たち。草木の香り、庭に降りそそぐ陽射し。虹のように現れる、ささやかな七色の喜び。ちっぽけな私にも、未来、はあるのだ。読み終えると、あたたかな空気が流れます。本屋大賞第2位『ライオンのおやつ』に続く、待望の長編小説

                 (新潮社HPより)




最初は、幸せそうな母と娘の日常だったのに・・・
段々、母親の行動に奇妙なかんじを受けて・・・・

10歳の誕生日に写真館に行って写真を撮った事実がのちに、主人公のとわに
とって色々な意味を持つ。


目の見えない10歳の子どもを置き去りにしたのは、なぜなんだろう?
それまで、優しく接していただけに疑問。
経済的に余裕がなくなると心も歪んでしまうのかな?


しかし、それから保護される15年間、一人でよく耐えた!
生き延びて良かった!


母親の帰りを待つのをやめて、家から外に出て本当に良かった!

その後、出会った人たちは、良い人ばかりだったのもホッとした。
これ以上、辛い目に遇って欲しくなかったから。


30歳になって、10歳の時に訪れた写真館で、当時の話を聞けたのもよかった。
自分を捨てた母親だけど、愛情もあったと知ることが出来たのは救い。


視覚障碍者の日常も知れた。
今は、色々、便利になっているんだな。



                      ★★★★
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