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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2020年10月
大人になって忘れてしまったかもしれない
他人を思いやる物語
極限状態のなかで結んだ友情。そして学んだ“自分で考えて生きる”という力。
新中学生の長谷部幸男は憂鬱だった。自分の集落が都市開発の余波で、地元派とニュータウン派とに
分かれてしまったのだ。新興地の子は洋式便所を自慢し、地元の子は鍵っ子という存在を訝った。
夏休みになると幸男ら両派の男女九人は林間学校に参加した。その晩、突然の土砂崩れが宿舎を
飲み込み大人は全員死亡してしまう。集落には神の山と、天災が絶えない禁忌の山が並ぶのだが、
開発派は戒めを無視してそこに建てた。呆然とする九人は必死に神の山を目指す。闇に怯え
難所を超えるなか、お互いを理解し始め……。

                      (祥伝社HPより)



地元に伝わる習わし。
大人たちから伝えられている、その土地の自然のこと。
そんなことを大事にしている子どもたちと
都市開発によってその土地に住むことになった子どもたち。


大人が全ていけないな。
家で親が言うことを子どもは正しいと思ってしまうから。
地元の子を田舎者なんてからかうのは、絶対その子の親が言っているから。


それでも子どもたちは、林間学校のとんでもない出来事によって
互いに協力し合い、友情も芽生える。
しかし、本当に極限状態だった・・・(;O;)

だた一人の女の子・緑は特につらかったと思うけど、周りの男の子たちも
ちゃんと大事に扱ってあげて偉かった。
みんなの思いやりの気持ちがは、素晴らしい。


ただ、折角芽生えた友情が、大人たちの身勝手さによって、途切れることに
なってしまうという結末は、哀しかった。


                        ★★★


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