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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2017年11月


 答えはいつもふたつある。

吉田篤弘が、京都の街を歩きながら
「本当にそうか?」と考えたこと。

ミシマ社創業十周年記念企画

この街で考えたことを、これまでに何冊かの本に書いてきた。ただ、それらのほとんどは小説だったので、物語のどの部分が京都で考えたことであるかは判らない。いまこうして書き始めたこの本は小説ではなく、京都で考えたことをありのままに書こうという本である。――本文より

                   (ミシマ社HPより)



吉田氏が考えたことを綴っただけの本。

それでも面白い。

東京に生まれて、東京に暮らす著者が、京都に行って、ブラブラ街を歩き
古書店や喫茶店に寄りながら、あれこれ考える様子が楽しい。

こんな風に京都の街を歩き廻りながら、多くの小説の元が生まれているのか?


掌編小説<スリンク>も良かった。

夕方になると動き出す機械。
50円を入れて覗き窓を見ると奥に見える、この世のどこかにあるような
懐かしいもの。

何処か懐かしい子ども時代を思い出すような話。


この後、マルヤマとイツキはどんな会話をしたんだろ?


すぐ読み終えてしまったけど、やはり独特の雰囲気で好きだ。


                       ★★★★

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