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発行年月:2017年3月

わたしは今日も あの人を待っている。
ベルリンの通りを歩きながら

 都市は官能の遊園地、革命の練習舞台、孤独を食べるレストラン、言葉の作業場。世界中から人々が集まるベルリンの街を歩くと、経済の運河に流され、さまよい生きる人たちの物語が、かつて戦火に焼かれ国境に分断された土地の記憶が立ち上がる。「カント通り」「カール・マルクス通り」他、実在する10の通りからなる連作長編。

                   (新潮社HPより)




ベルリンにある10の通りを歩きながら、感じることをあれこれ綴っている。
これはエッセイ?
主人公は、あの人と待ち合わせの前に通りを歩くことが多いけれど、ついに
最後まで、<あの人>は登場せず。
実際に居る人なのか?妄想のなかの待ち人なのか?


ベルリンをよく知らないけれど、描写から風景がなんとなく頭の浮かんでくる。
10の通りを歩きながら、過去の冷戦時代のドイツのことを考える
場面も幾つか。
色々な歴史を思いながら、街を散策している主人公。

過去ではなく未来のことを書いた話もあって、SFっぽく少し怖かった。
そんな時代、嫌だな・・・・とも感じた。


しかし、文章が美しい。
巧く言えないけど、読んでいて心地いい文章。

もっと色々読んでみたい。


                        ★★★★★
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