忍者ブログ
読んだ本の感想あれこれ。
[1873]  [1872]  [1871]  [1870]  [1869]  [1868]  [1867]  [1866]  [1865]  [1864]  [1863



発行年月:2000年8月

闇につつまれたキッチンをほのかに照らす蝋燭の灯り。停電の夜ごと、秘密の話を打ち明けあった二人は、ふたたびよりそって生きることができるのか。――表題作ほか、O・ヘンリー賞受賞の「病気の通訳」等全九篇を収録。インド系女性作家による瞠目のデビュー短篇集。本年度ピュリツァー賞、PEN/ヘミングウェイ賞受賞作!

                  (新潮クレストブックHPより)




ラリヒの作品は既に幾つか読んでいますが。デビュー作の短編集は

興味あり図書館で借りました。

表題作は一番最初。
5日間、午後8時から1時間停電になるという事態に、夫婦はその前に
夕飯の支度を済ませ、キッチンでろうそくの灯りの元、食事とお喋りをする。
今までお互いが語ったことのない話をしようと決めて話しだす二人。
二人がまだ結婚する前の話だったり、クスッと笑える話など。


でも、二人は別れることになる。

ああ、切ない。
この二人ならうまくこのままやっていけそうなのに・・・・。
他人には理解できないどうしようもない亀裂が出来てしまったんでしょうね。


この表題作がやはり、心に一番、残りました。

訳者の解説もなかなか興味深く、著者の生い立ちなども紹介されていて
著者の家族の話が話の題材にもなっているんだな~と。

訳者も素晴らしいのか、ス~ッと読める。
どの話も良かった!

またラリヒの本、探して読んでみよう。


                           ★★★★
 
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4
7 8 10 12 13
14 19 20
24 26 27
28 29 30
メ-タ-
kyokoさんの読書メーター
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[09/20 kyoko]
[05/23 のぶ]
[09/15 kyoko]
[09/14 ひろ]
[03/06 kyoko]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;

バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア

Copyright (c)本を片手に・・・ All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  image by Night on the Planet  Template by tsukika

忍者ブログ [PR]