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発行年月:2007年4月

おかしくて切ない、〈在宅〉小説誕生!
ネットオークションにはまる主婦。会社が倒産し主夫となった営業マン。ロハスに凝る妻に辟易する小説家…。ちょっとズレても家庭は続く。夫と妻の心の機微を軽妙に描きだす、6つの物語。第20回 柴田錬三郎賞 受賞作。

                   (集英社HPより)




6つのお話、どれも面白かった♪


<サニーディ>
ネットオークションにはまる主婦。
最初はピクニックテーブル、次はぶら下がり健康器具。
不用品を見つけてオークションへ出す。
自分にとって不要なものも欲しい人には価値ある物として予想以上の金額で
求められる。
やったことないけど、この気持ちはなんとなくわかるな。


<ここが青山>
14年勤めた会社が突然、倒産。
代わりに妻が元の職場に復帰し、自分が家事や子どもの幼稚園送迎などを引き受ける。
「人間いたるところに青山あり」
なるほどなかなか深い話だった。


<家においでよ>
結婚8年で妻と別居することに。
妻は父親所有のマンションに引っ越し、残された自分は少しずつ自分好みの
男の城を作り上げていく。
こういう夫婦関係もいいかもね。


<グレープ・フルーツ・モンスター>
内職の仕事を定期的に持ってくる自分より10歳年下の青年の
柑橘系の香りが印象に残り、その香りの記憶がその夜、淫靡な夢を見せる。
これは笑えた。


<夫とカーテン>
夫が突然、会社を辞めて今度はカーテン屋をするという。
高層マンションが立ち並ぶエリアなら、需要があるはずだから・・・・と
無茶な人だけど、とんとん拍子に上手くいく。
自分の夫だったらついていけないけどね~


<妻と玄米御飯>
ロハスにハマった妻。
毎日の食事は玄米御飯に。肉も食べさせて貰えず、双子の小学5年の息子たち共々
辟易する。
作家の夫は、そんなロハスにハマっている人たちのことをネタに小説を書くが・・・
作家って大変だな。
書いたこと=その人の考え方って取られるし


色んな家庭の話。
結構、危機的状況の家庭もあったけど、夫婦仲は皆、良さそうで結構(^^)
楽しく読めました。



                       ★★★
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