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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2014年11月

女の答えはすべて、ホトにございます。美しく艶めかしく、そして怖ろしい奇譚集。

成仏などするものか。ああ、口惜しい、恨めしい――妹のようにかわいがっていた娘の命令で、毒をもられた女の怨み。死してなお、毎夜毎夜、愛しい男の元を訪れる女の情念……。恋愛小説の名手が、四谷怪談、番町皿屋敷、牡丹燈籠、源氏物語などの古典に挑戦。溢れんばかりのエロスを注ぎ込み、ついに誕生した究極の官能小説!

                     (新潮社HPより)




・朱夏は濡れ行ゆく   牡丹燈籠

・蟲惑する指   番町皿屋敷
・陶酔の舌   蛇性の淫
・漆黒の闇は報いる   怪猫伝
・夢魔の甘き唇   ろくろ首
・無垢なる陰獣   四谷怪談
・真白き乳房   山姥
・白鷺は夜に狂う   六条御息所



怪猫伝以外は知っている怪談話でした。
唯川さんの独特なアレンジでどれも面白く読ませて貰いました。
映像になったら、凄く怖いんでしょうけれど、古典的な表現の為か
怖いけれど、それも含めて楽しめました。

恋に狂う女の念って、怖いな~。

飼い猫が飼い主の未練を感じて敵を討つ漆黒の闇は報いるが個人的には好き。
知らなかった話なので余計に面白かったのかも。

唯川さんのつけたそれぞれの話の表題も何だかいい!
怪しいかんじが漂ってるかんじです。


こういうアレンジ本も楽しくていいな。


                        ★★★

 
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