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読んだ本の感想あれこれ。
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a5863f95.jpg発行年月:2009年3月


結婚三年目、妻が逝った。
のこされた僕らの、新しい生活--------。

泣いて笑って、少しずつ前へ。
一緒に成長する「パパと娘」を、季節のうつろいとともに描きます。

                     (本の帯文より)


30歳の若さで健一の妻・朋子は、まだ1歳半の娘・美紀を残して逝ってしまう。
そんな設定で始まる物語。
最初から泣けるかな?と思うと、意外と明るい二人の暮らしぶりにやや拍子抜け。
実際は、多くの苦労もあるわけですが・・・・。

美紀の保育園入園で担任になった「ケロ先生」は、とてもステキな人だった。
ちょっとドジだけど、子どもの気持ちがよ~く分かる人。
最初に美紀を託す他人がケロ先生みたいな人だったのは、ラッキ-だったなぁ~(^^)

美紀の成長を追うように、章が変わるとそこで新しい人間関係が生まれて、その人たちとの関わりもとてもステキな物でした。
読んでいて、心が温かくなる話ばかり。

イヤな人が出てこない物語って、いうのもいいなぁ~。

小学校での母の日やら、運動会など学校行事には、両親が揃っていない事に子ども自身が「うちは他所とは違う家庭」を思い知らされるような物もありますが、そういう事を乗り越えながら美紀が成長していく姿がよく描かれていて、ジ~ンとしちゃいました。

この本を読みながら何度、泣いただろうか?
重松さんの本は読むと涙腺が刺激されるので、困ります^^;


美紀はどんどん成長し、それに伴い健一も心の持ち方が変わっていくかんじでした。

妻の両親(義理の父と母)との関わり方。
妻の兄夫婦との関わり方。

最初の方と最後では、随分、変化したような印象で、その辺も良かった。

なんといっても、ラストに、みんなの明るい未来が見えるのが嬉しかった。


表紙のイラストも可愛い!
絵は、杉田比呂美さんですね♪
この方の絵、可愛くて好きです!
最後のペ-ジに成長した父と娘(だと思う)のイラストがあったのもすごく嬉しかった!


★★★★
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