発行年月:2013年12月
なにをしていましたか?
先週の日曜日に、学生時代に、震災の日に--------
様々な問いと答えを「遊び」にして、あらゆる場所で緩やかに交流する
人々の切実な生を描く、著者四年振りの長篇群像劇。
(文藝春秋HPより)
東日本大震災の3日後、小説家のネムオはtwitter上で、
「それはなんでしょう」という言葉遊びを始める。
気晴らしの必要な歩とだけ参加してくださいという呼びかけに
徐々に常連で言葉遊びに参加する者たちが増えていく。
そして、震災から1年後までの彼らの日常も追う。
言葉遊び、面白いなぁ~。
「なにをしたい?」
「どうしますか?」
「なにを願いますか?」などなど・・・。
その質問の前後の文は、期間が来たら発表される。
各自がその質問の前後の文を予測して答えを提出する。
twitterは、興味なしで、やるつもりもないけれど、
こういう人間関係が築かれるのもいいかも。
メンバーの者同士が実生活で集まる場面は、そのなかの男女の結婚式というのも
微笑ましい。
震災が前面には出てこないけれど、これから先、自分はどう生きるか?
なんていうことも漠然と考えさせられた。
最後の「いいんだよ」聞かれていないのにそうつぶやいた。
大人は寂しくてもいいのだ。
この文で終わるのが、なんだか切ないけれど、ジ~ンと来た。
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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