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発行年月:2013年4月


悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだ――。
7年前、25歳で死んだ一樹。
遺された嫁のテツコと一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフとの何気ない日常に
鏤められたコトバが心をうつ連作長篇。


                  (河出書房新社HPより)



義父・寺山連太郎と二人暮らしのテツコ28歳。
夫の一樹を7年前に癌で亡くした後も、義父との暮らしを続けている。
最初は、なんで?と思ったけれど・・・
連太郎の人柄が、なんとも良い感じで、そしてこの家のかんじが安らぎを生む
雰囲気。
こんな状況ならば、居心地いいだろうなぁ~。

そしてテツコの恋人・岩井の存在も良かった!
義父とテツコとも関わりを持ちながら、このまま家族になっていって
欲しいなぁ~と思った。

そして、亡くなっている連太郎の妻・夕子の物語も良かった。
連太郎と見合いをするまでの経緯としてからのこと。
やはり連太郎は素敵だな。


ラストの話「一樹」は、表題に繋がるエピソード。
一樹とテツコの出会いの物語でしょうね。


どの話も心が温かくなる物語でした。

木皿泉さんって、ご夫婦で脚本を書かれているんですよね~。
1952年生まれの和泉努と1957年生まれの鹿年季子夫妻。

はじめて手掛けたというドラマ「すいか」も大好きでした!!
小説は今作が始めてだそうですが、これからも小説ぜひ書いて欲しいです!!


                           ★★★★★
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