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発行年月:2013年2月


 彼らは希望を運ぶのだ――。鎮魂と再生への祈りをこめた痛快な航海記。

失恋目前のトモヒロが乗り込んだ瀬戸内の小さなフェリーは、傷ついたすべての者を乗せて拡大する不思議な「方舟」だった。双頭の船は北へと向かい、さまざまな乗客を大きな腕で抱きかかえるようにして停泊する。やがて500戸の仮設住宅の建設が始まって、新しい町と新しい家族が誕生し……。祈りと希望にみちた長篇小説。

                     (新潮社HPより)


何の前知識なしに読んだので、最初の「ベアマン」を読み終え次の「北への航路」が
全く違ったお話に感じて・・・短編集なのか??と思ってしまいました^^;

しかし、段々とこれは長編小説だとわかり、どんどん面白くなる展開。
最初の話に登場のベアマンも後ほど再登場。
動物を愛する優しい人でした。
そして、最初で出てきた語り手のわたしも千鶴という名前だと途中から分かる。

ちょっとファンタジ-の要素があるものの、3.11の被災地がやがて舞台となって
被災地以外から船でそこに向かった人たちと被災者の人たちが共に暮らす
新しい集落を船のなかに形成し、未来を描いていく話。


船のなかには、元々のリーダーの梶船長がいて、
そこに新たに加わった被災地での指導者的立場に立つ荒垣源太郎。

2人の性格は少し違うけれど、巧く人々をまとめていく。
双頭の船とは、この2人のリ-ダ-を指しているのかな?

被災地の人々のリアルな気持ち。
亡くなった人たちの思い。
それから亡くなった動物たちのこと。

いろいろ考えさせられました。

船のなかで暮らした人たちは、やがてそれぞれの考えで、そこから分かれて暮らす。
陸に留まりたいと思う者。
そこから離れて行きたいと思う者。

どこで暮らそうと、彼らには明るい希望があるのだと思えるラストは
良かったなぁ~。

ベアマンと千鶴はどこでどう暮らしているのかな?なんて想像したり・・・。


3.11が元にあるお話ですが、重くなり過ぎず、良いお話でした!
 
 
                        ★★★★★


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