死んでしまったはずのあの人が見守っていてくれる街……。東京の下町、アカシア商店街に起きた心暖まる、7つの奇蹟の物語。

不思議なことが起きる、東京の下町アカシア商店街。殺人事件が起きたラーメン屋の様子を窺っていた若い男の正体が、古本屋の店主と話すうちに次第に明らかになる「紫陽花のころ」。古本に挟んだ栞にメッセージを託した邦子の恋が、時空を超えた結末を迎える「栞の恋」など、昭和という時代が残した“かたみ”の歌が、慎ましやかな人生を優しく包む。7つの奇蹟を描いた連作短編集。
(新潮社HPより)
朱川さんらしい、懐かしくて、ちょっと怖くて、でも心温まるお話が7つ。
どの話も「アカシア商店街」とその周辺が舞台。
アカシア商店街のなかにある古本屋の年老いた店主が独特な雰囲気で良かった。
店に来るお客さんには、本人には気づかれない心配りを忘れない。
でも、そんな店主にも過去には、哀しい出来事があり、そのことをずっと重たいものとして抱えていたと知る。
あの世と通じていると言われるお寺の存在の怪しさも物語の良い雰囲気づくりを買っていた。
お寺で遊んでいた少女が古本屋の店主に言付けを伝える場面は、ジ~ンとした。
全体の雰囲気も昭和が舞台なので、懐かしい。
表紙の絵もいいなぁ~(^^)
★★★★
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