単行本は2000年3月発行
あなたの中にも「共生虫」がいる!
体内に謎の「虫」を宿した、引きこもり青年ウエハラ。彼はネットを通じ、インターバイオと名乗るグループから、その虫が殺戮と種の絶滅を司る「共生虫」であると教えられる。選ばれた存在であることを自覚した彼は、生贄を求めて外の世界に飛び出してゆくのだが……!?
衝撃のインターネット文学、ついに文庫化。
(講談社HPより)
引きこもり青年が主人公。
彼が引きこもりになった最初の原因は、教師の整髪料の臭いが我慢出来なかったからとか。
精神科受診して、自分のなかにいる「虫」のことを話すが医師は、信じてくれない。
こんな状況に置かれたらと思うと、苦しくなってくる。
ウエハラ(本名は全くちがう名前らしいけれど・・・)の苦悩が伝わり、読むのが辛くなってくる。
でも、そんなウエハラが外に向かう辺りから何か希望が見えて来るのか?と期待した。
ある意味、ウエハラは引きこもりから脱出するのだけど・・・・
ちょっと恐ろしい顛末。
この後、ウエハラはどんな人生を送るのだろうか?
ラストの著者のあとがきもなるほど・・・・と興味深かったけれど
これをフランス語に翻訳しているシルヴァン・カルドネル氏の解説が更に印象的だった。
フランス語のタイトルは「PARASITES」らしい。
読後感は良くないけれど、なかなか面白かった。
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
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★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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