ひとかけらでいい。僕が死んだら、愛する女性の骨と一緒に眠らせてほしい。
最愛の父に愛人がいた----見知らぬ男からもたらされたのは、娘が最も知りたくなかった事実。しかし亡き父の妄執は、35歳の主婦・美砂子の結婚生活にまで影を落としていく。愛に理由はあるか。人生に意味はあるか。運命は遺伝するのか。命から命へ脈々と根を張る「縁」に搦め捕られる男と女を描いた圧倒的長編小説。
(新潮社HPより)
見知らぬ人から、突きつけられた衝撃的なこと。
自分の尊敬し、愛していた今は亡き父に、母のほかに愛する女性の存在があり、死んだ後、骨の一部でも良いので一緒に葬って欲しいと望んでいた。
主人公の美砂子は、そんな父親の希望をいとも簡単に叶えてあげる。
ま、それはそれでいいんでしょうけど・・・。
その事実を伝えてきた父の愛した女性の息子・浩之と深い関係になるのには、驚いた。
美砂子には夫が居て、不妊治療に協力的でない夫との間は、少しギクシャクしているのだが・・・。
美砂子との会話の中で発せられた浩之の「子どもなんてどうして欲しがるのか?」の疑問から始まった独特な考え方は、共感出来ないけど、その考え方はなかなか面白かった。
物語は中盤から、ちょっと複雑になってゆく。
父親と浩之の母・紘子の関係を追ううちに、浩之と美砂子の夫・直志は、知り合いという事実にも行き当たり・・・その後もどんどん、美砂子の周りの人たちが運命の偶然なのか、どんどん繋がっていく。
これを縁というのかな・・・?ちょっと出来すぎじゃない?とも思ってしまったけど
まあ、物語としては、面白く楽しめたから良しとしよう。
夫の間には、子どもが出来なかった美砂子だけど、妊娠したり・・・
夫は妻とは別の女性に子どもが出来たり・・・
美砂子夫婦は、それぞれ一緒になる相手を間違えたのかなぁ?
この夫婦がそれぞれ幸せになってくれたら良いな。なんて思いながら本を閉じました。
★★★
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暗い過去を糧に成功を収めた男と
美しい心を持て余し生きる希望を失くした女。
父娘ほどの年齢差を乗り越えて2人が結ばれた時
・・・哀しい奇跡が起こった----。
(ポプラ社HPより)
話としては、何処かで読んだことあるような感じもしないではないけど・・・
48歳の聖人と21歳のそらが互いを求め結ばれて・・・・の物語は美しく哀しく
童話と呼ぶに物語でした。
聖人もそらも過去の生い立ちに共通するものがあり、成功者として生きる聖人だけど心のなかに抱える過去の贖罪のような重いものを、そらが少しずつ軽くして行き、年齢差など関係なく二人はお互いを愛する。
そらの発言やら行動には多少、ぶりっ子(死語ですが・・・・^^;)っぽいものを感じてしまいましたが、こういう女性像は男性の理想なのかもなぁ~なんて思ったりもして。
二人は独身同士だし障害もないわけで、幸せに二人で生きていけばいいのにと思っのですが・・・・
あ~そういう展開ですか?
とちょっとここもよくある話で、ガクッと来ましたが、話の流れとしては不自然なものではないし、ラストは感動もありました。
素直な気持ちで泣けるほどではなかったけど、良い読後感ではありました。
純粋な心を持った男女の物語でした♪
★★★
頼れる人間などいない、神からも見放された男と女が知り合った。
男はかつて人気作家だったが、最愛の妻を亡くしてからはリタリン中毒となり、社会の最底辺で命をつなぐ日々。女は風俗嬢。類まれな美貌を持ったがゆえに、義父から性的にもてあそばれ、男を敵視することしかできなくなっていた。血まみれになった男を女が助けたことから二人の物語は始まる。それは苛酷な運命を歩む始まりでもあった。二人に残された聖地、それは純恋しかなかった。
(徳間書店HPより)
最初からちょっと嫌な文描写が続きました^^;
二人(万里と昭司の純恋の物語?ということなのでしょうが・・・・
なんだか読んでいて、これが純恋???とよくわからなかった。
万里は、10代の頃、母親が再婚し父親として来た吾郎と3人暮らしが始まったが、実母は再婚後2ヶ月で交通事故で死亡。
吾郎との2人暮らしが始まるのだけど・・・・この義父が変態!
キモチワルイ。
そんな事があったせいか、どうかはわからないけど、万里は大人になり娼婦として生活している。
この安直な経緯もキライだなぁ~^^;
昭司は、以前は誰でも知っているベストセラ-小説を書いた過去のある作家だけど、最近はどん底の生活をしていて、サラ金に金を借りに行き、揉め大怪我を負う。
そんな状態で居るところを万里に助けられ、二人の物語が始まっていく。
ここにこう書くと、まあまあ面白そうな男女の組み合わせなんだけど・・・
物語のなかに、結構、頻繁に出てくる、万里の娼婦として知り合男性とのことが
どうにもこうにも気持ち悪くて・・・・・読むのがイヤになってきちゃって
我慢して最後まで読んだけど・・・・・・
う~ん。
このタイトルの意味もよくわかりませんでした・・・^^;
新堂さんって、もっと面白いもの書く人じゃなかったっけ??
なんだか、ちょっとガッカリな本でした(;O;)
★★
北海道警察捜査一課仙道孝司----現在、休職中
道警の敏腕刑事だった仙道孝司は、
ある事件をきっかけに療養中の身。
やっと回復してきた仙道に、次々とやっかいな相談事が舞い込む
(文藝春秋HPより)
2009年 第142回直木賞受賞作でしたね。
図書館で予約し、かなり順番を待ちました。
勝手に長編小説かと思っていたので、短編集と知ったときには、少々面食らいました^^;
でも、主人公は休職中の刑事・仙道。
彼が休職することになった経緯が、やや薄くしか書かれていなかったので、どういう事件で、
心療内科に通うことになったのか、もう少し深く知りたかった。
そして、休職中の身でありながら、あちらこちらから仙道に捜査してほしいと願う者たちに応えようと過去の人脈や事件の記憶などを頼りに独自捜査する様子も面白かったけれど、それぞれもう少し、詳しい事件背景など知りたかった。
全部、やや消化不良気味なかんじが、読んでいてしたのが、残念だったかな?
表題作の「廃墟に乞う」は、衰退しきった旧炭鉱の町で成長した男の哀しい生い立ちを語りながら、彼の起した事件を振り返る物で、なんともやりきれない気持ちになりました。
でも、一番、心に残った作品。
この話だけを長編でもう一度、書いてほしいくらい。
この著者の書は、あまり読んでないけど、ここに登場の仙道刑事の元気に職場復帰した後の物語も読んでみたいな。
過去に仙道刑事登場の書はあるのかな?
調べて、あったら読んでみたい。
★★★
前歯をかいて手首もねんざ。おまけに「4週間プールそうじの刑」。ぼくらの夏はサイテーになるはずだった……
[階段落ち]という危険なゲームをした罰として小学校最後の夏休みをプールそうじでつぶすことになった。ぼくと栗田。“ぼくらのサイテーの夏”はこうしてはじまった。
児童文芸新人賞/日本児童文学者協会新人賞
(講談社HPより)
笹生さんの本。
前に読んだ「楽園のつくりかた」が良かったので、デビュ-作?を借りてみました。
主人公は、小学6年生の桃井君。
友達と他のクラスの子たちと対抗して遊んでいたところ、危険行為にて罰のプ-ル掃除を夏休み中やる事になってしまう。
成り行き上、違うクラスで口も殆ど利いたことのない、栗田君と二人だけで。
最初は、二人共無言。
でも、段々と友情が芽生えるというお話。
二人の少年の家庭には、それぞれ、事情があり円満とは言えないものがある。
が、お互いがその事をさらけ出して付き合うことで、少しずつ明るい兆しが見えてくる。
子どもって、逞しい!
子どもって素晴らしい!
これは児童書だけど、大人も楽しめるお話。
明るいだけじゃない話だけど、先には希望があると確信出来るラストの締めもいい。
学校の先生、特におやじ先生が良い!
ちゃんと子ども達の頑張りを見守ってくれていて褒めたり励ましたり。
笹生さんの本、いいな。
また何か借りて読もう(^^)
ちょっとコミックっぽいけど、挿絵も良いです♪
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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