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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2009年10月



  イギリスの貴族生活を離れたベニシアが、日記に綴った里山での日々! 待望のエッセイ集、第2弾!!
NHKhi/BS2の番組で人気の、ベニシアさんの新作。古民家を修復することから始まった、新しい出逢い、豊かな暮らし。


                  (世界文化社HPより)


 NHKのEテレでただ今、日曜の夕方、再放送中。
毎週楽しみに見ています(^^)

テレビでは、ベニシアさんのほか、お孫さんのジョ-くんが時々出てくるくらい。
ご主人やお子さんは1~2度出てきたかな?


本では、結構、家族のことも書かれていて興味深かった。
特にご主人との出会いがこの本で知れました(^^)

巡り遇うべきだった、お2人というかんじ。
素敵なご夫婦。

ハ-ブ研究家であるベニシアさん。
お庭がハ-ブでいっぱい。
育てている草花も自然なかんじだけど、すごく手入れされているんでしょうね。

毎日を丁寧に暮らすって、こういうことなんだなぁ~と感じました。

お友だちも素敵な方ばかり。
ベニシアさんの性格がきっと呼び寄せるんでしょうね~。


秋には映画が公開予定。
そちらも楽しみです(^^)
 
                          ★★★★★
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発行年月:2013年7月


明治13年(1880年)、福岡藩士出身の月形潔は、維新での政治犯を中心とする集治監の建設の団長として横浜港から汽船で北海道へと向かった。その旅のさなか、亡き従兄弟の月形洗蔵を想った。尊攘派の中心となり、福岡藩を尊皇攘夷派に立ち上がらせようとしていた洗蔵。だが、開国通商論を支持していた藩主・黒田長溥は、尊攘派の台頭を苦々しく思っていた。同じ志士たちとともに闘う洗蔵だったが、維新の直前に勤皇党弾圧により刑死した。維新の後、薩摩・長州藩の出身者が政府の要職を占める中で、福岡藩出身者に与えられるのは、政治の本流とは関わりのない瑣末な仕事ばかり。時は過ぎ、自分は今、新政府の命令によって動いている。尊敬していた洗蔵が、今の自分を見たらどう思うのか? 激動の明治維新の中で国を思い、信念をかけて戦った元武士たちを描く、傑作歴史小説!

                     (角川春樹事務所HPより)


2つの章からなっていました。

『第一章 月の章』

福岡藩士の出身である月形潔が、従兄弟である月形洗蔵を回顧しながら
幕末の福岡藩で藩を尊王攘夷に向かわせようと奔走した洗蔵の生き様を描く。

薩長同盟を成立させるため、長州の高杉晋作、薩摩の西郷隆盛にそれぞれ会い、
両者を引き合わせ、それぞれが尊王攘夷の意志を持って共に幕府と戦う旨を確認し合う。

坂本竜馬が有名だけれど、同じように動いていた人物なんだ!

無知で、今まで月形洗蔵という名前すら知らなかったけど、志のために
自らの命を懸けた凄い人だと知りました。

凄い働きをしているのに、上にたつ者に阻まれたのが悲劇・・・(/_;)
藩主の長薄にとっては、邪魔な存在になってしまった。
藩主の意向に添わないものは命を取られる時代。
なんと酷い時代だったんだろう。
洗蔵の無念を思うと、泣けて仕方なかった。



『第二章  神の章』

 
時代は移り、新政府になった。
洗蔵の無念の死のときは、まだ少年だった潔だが、政府の命令で北海道での開拓そして監獄づくりの先頭に立つ。
北海道に以前から暮らすアイヌたちとの交流。
囚人たちとの関わり。
囚人達とは言え、幕末の内乱時での危険分子として逮捕された者達。
高い知識を持つものもあり、潔は囚人とはいえ、一人の人間同士として接する。
寝起きを共にし、共に北の地の開拓を進める。
が・・・看守が囚人を斬る事件が起きる。
それに心を痛める潔。

時々、洗蔵のことを思い出し、自分はこれでいいのか?と苦悩する。


重苦しい話でした。
時代が違えば、上にたつ者が違えば、素晴らしい英雄として名前がもっと
知れていたかもしれない2人。


無知ゆえ名前も知らなかった2人の武士の悲運だったけれど
その時代で精一杯、自分の信念の元に生き抜いた姿は感動しました。


                           ★★★★★






発行年月:2012年3月



たくさんの愛と涙に溢れた人気ミステリ作家の闘病記

5年生存率は3分の1。急性白血病の宣告を受け、仕事も家族の世話も放棄しての緊急入院。抗癌剤治療、転院、そして骨髄移植へ

                   (文藝春秋HPより)


好きな作家さんのひとりである加納さんが急性骨髄性白血病で闘病生活をされて
いたのを少し前、加納さんの本のあとがきから知りました。
その闘病生活の様子を日記形式で書かれた本書。

ご主人は作家の貫井徳郎さん。

病気の宣告を受けたのが2010年6月。
それから抗がん剤治療を経て、弟さんの骨髄がフルマッチという幸運で
移植手術を終え今は一応、落ち着いている状態。


辛い状況のなかでも常にユ-モアを忘れず、病院スタッフ、家族や友人にも感謝の言葉が素直に言えるのは、素晴らしい。

今まで加納さんの作品が好きでしたが、これを読んで加納さんご自身が好きになりました!
ご主人である貫井徳郎さんとの関係も素敵。
辛いときに本当に頼りになる旦那さま。

加納さんのご兄弟も素晴らしい。
皆で骨髄の適合検査を希望し、なんとか移植できますように・・・と祈る気持ちが
幸運にも一番健康に問題ない弟さんとフルマッチという幸運を呼んだのかな?


これからもまだまだ新刊を読ませていただきたい作家さんなので
無理のない範囲で執筆活動も続けていただきたいな。


                         ★★★★★





 


発行年月:2013年7月


「お父さん、会ってほしいひとがいるの」
新たな門出を心から祝うために、父が最後にできること。
感動の家族小説。

父のは父の、娘には娘の、言えない気持ちがある
今年26才になる実希に、結婚を考えている相手がいるらしい。
17年前、妻の佳実が事故で亡くなって依頼、孝彦が大切に
育て上げた娘。
その相手というのは、幼馴染の古市真くんだった。
実は、生前の妻は古市夫人との折り合いが悪かったようなのだ。
孝彦は真に会う決心がつかず・・・。

                   (祥伝社HPより)


男手ひとつで育てた娘の結婚。
結婚相手に会う決心がつかないのには、わけがあり、それは生前の妻が
娘の相手の母親との人間関係に悩んでいた記憶があったから・・・。


結婚となると当人同士だけのことじゃないからね~。
その両親、親戚との付き合いも絡んでくるわけで。。。。
そういう意味で、孝彦が慎重になる気持ちはよく理解出来ました。

相手の真が好青年であったとしても、心から祝う気持ちになれない原因を取り除かねば・・・。
そして孝彦は、実際に真の両親に会う。
以前、同じマンションの向かいの部屋に住んでいた家族。
妻と真の母親との関係は、本当に悪かったのか?確かめるためにも。


当人同士が凄くお似合いのカップルなので、どうにかして幸せになってほしいと
願う気持ちで読んでいました。
そして、孝彦の疑問も解消し、心から結婚を祝福出来る気持ちになったのは
読んでいる側としても嬉しかった。

実希の父親に宛てた感謝の手紙は泣けました。

良い物語でした!!
 
 
                         ★★★★★

 
 



発行年月:2013年5月


死んでしまえばいい。あの人が死ねば。そう願ってしまうほど、好きだった。

好きな人の死を願うという感情は、果たして、愛情と呼べるのだろうか。もう逃れられない、愛に似て、非なるものから──。究極の愛を描いた島清恋愛文学賞受賞作『欲しいのは、あなただけ』の著者が、愛の真実を読者に問う。ひとつの愛が生まれて力尽きるまでを描き、狂おしいまでに切なく身を捩るほど熱い、大人の恋愛小説。

                 (新潮社HPより)




不倫の話。
よくある話。
好きになってその人に家庭があって、その為に我慢することが多くて
苦しいことばかり。
なんでそんな人との恋愛を始めてしまうんだろう??
わたしにはその心理はよくわからない。

でも、この主人公女性の苦悩は痛いほど伝わって来て、同じように苦しくなった。

読んで楽しくない。
でもこういう気持ちを味わうのは、読書でしか出来ないことなので
たまにはいいかな?


                          ★★★

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