発行年月:2014年4月
戦慄の1991年生まれこと平野紗季子によるファン待望の初著書。生まれた時からアルデンテな平成の食文化を綴った新しい時代の味覚エッセイガイド。世界一のレストランからロイヤルホスト観察記まで、食を楽しむことへの思いを文章と写真と引用につぐ引用で構成した一冊。小学生時代の赤裸々すぎる日記や、食文化 カタログなど特別収録多数。
【内容例】
小学生の食生活(=少女時代特有の残酷さで各種レストランへの感想を素直に記した直筆文をそのまま掲載)/
戦争を始めるフルーツサンド/beyond the 美味しい/
なぜオニオングラタンスープのこととなるとシェフは調子にのるのか?/
文化経済資本の見せびらかし/冷蔵庫、いつもは真っ暗なんだと思うと寂しい/
ガストロノミーって何ですか?自然と文化の拮抗点ですか?(=レフェルヴェソンス生江シェフとの対談)/
金券ショップの先の、ネクタイ屋の奥の、フルーツの秘境/パンケーキよりはんぺんだ/
血のマカロン事件/なんとか作れてなんとかおいしい感じの料理(=紗季子オリジナルレシピ)/
それでも美しい道路に捨てられたスターバックス/消化こわい/価値観スイッチ食事の場合/
ロイヤルホストのホスってホスピタリティのホスですか?(=3年越しの観察の果てにあった衝撃の結末)/
申し訳程度に出てきたランチサラダ/レストランの穴/食はあらゆる文化的刺激を受けうるメディアなのだ。
(=血肉となってきた本や事象が一目で分かる食カタログ)/ほか
(平凡社HPより)
美味しそうな食べ物の話と画像なので、楽しく読めました。
が・・・特に内容がない・・・かなぁ~?^^;
まあ、暇つぶしにはいいかもというかんじ。
★★★
発行年月:2014年11月
時は近未来、韓国を舞台にした言語戦争(サイキック・パンク)と、今の貴方に届くメイル…。
ネット限定販売で4000部完売。
朝日新聞他メディア騒然の小説、ついに一般版を単行本化。
(河出書房新社HPより)
ある日、知らない人から届くメイル。
それに返信したら、二人の別人(?)に届き・・・・・
またそれぞれに返信すると、更に別の者から返事が来て・・・・
こんなこと、実際あるのかなぁ~?
でも、せいこう氏のその対応がなかなかユニーク。
誰なのかも分からない自分の元に返信してくる人たちを、ひっくるめて
親愛なる・・・と称し、小説を書き始める。
その作中作、よくわからないけれど、なぜか続きが気になるお話。
ソンメジャの踊りに魅せられるキムとスズキの話。
でも・・・・せいこう氏が書き続けていたのは「花とみつばち」という童話らしい。
え?キムとスズキとソンメジャの話じゃなくて?????
混乱?????
なにがなんだかわからないけれど・・・・楽しかったのは間違いない。
せいこう氏、ユニークだわ~
こういうの結構、好きです(^^)
★★★★
発行年月:2014年10月
アフリカの小国のODAに関するテロ組織の内偵を進めている公安警察官で沖縄出身の友利。捜査線上に謎の男「ユダ」が浮かぶものの、政府、商社、テロ組織の壁が立ちふさがる。国家の正義とは何か? 個人の正義とは何か? 二つの正義の間で揺れ動く友利が選んだ道とは? そして「ユダ」の正体は? 著者渾身の国際謀略小説、ここに登場!
(朝日新聞出版HPより)
今回も読み応え十分!
社会派ミステリーでした!
主人公・友利守(34歳)は警視庁公安部所属で、海外から入国する過激派と接点ありと
疑われる人物を監視する職務に就いている。
物語にはアフリカの小国・マムリアという国が出てくるのだけど
「え?こんな国あったっけ?」と思わず地図帳見ちゃいました^^;
架空の国だったんですね~。
でも、アフリカという国が抱えた問題をこの物語のなかで考えさせられました。
人々の暮らしはとても貧しい。
しかし、自然は豊かで、広大な大地のなかにウランが埋蔵されていることがわかり
世界中がそれを狙う。
日本の企業も進出し、なんとかそこで事業を展開したいと考えている。
そして、日本に旅行者として訪れたマムリア人たちが次々に謎の死を遂げる。
犯人はだれか?
物語の中盤あたりで「もしかして、この人犯人?」という人が登場します。
けれど、悪人という雰囲気でなく・・・
その犯人の最期はなんだか切ない感じだったな~。
物語に並行して主人公の守が子どもの頃から好きだった知念可奈とのことが
気になっていた。
同じ沖縄出身で、可奈は大学の准教授。
守は、妻帯者だが、可奈は独身。
「え~っ?」と思う行動には幻滅したなぁ~。
最低の男だな・・・嫌いだこういう男は!(怒)
可奈が可哀想で仕方ない。
この二人の関係は、折角の社会派ミステリーを楽しむ側には余計な話としか思えず
残念だったな~。
ま、物語は面白かったので、辛めの★は3つにします。
★★★
発行年月:2014年10月
都会から田舎に引っ越してきた加奈子は、自然の恵みに満ちた暮らしの中で
命について考えはじめる。瑞々しい少女の成長の物語。
(ポプラ社HPより)
父親が田舎に家を建てたため、引っ越してきた加奈子(小学4年生)。
1つ年上の姉・真紀子と6歳年下の妹・徳子と、近くに住む同級生の咲子
その姉の三恵子、2歳の妹の夕子と仲良くなり家族ぐるみの交流もあり
楽しい時間を過ごす。
夏は、ホタル観察、海水浴
秋は、山できのこ採りやどんぐり探し
冬は、雪遊び、毛糸で編み物
春は、田んぼのレンゲ摘み などなど・・・・
豊かな自然に囲まれて楽しく遊ぶ子どもたちの様子が実に楽しそう♪
そんな子ども達に優しく接する森の中の白い壁にオレンジ屋根の可愛い家に暮らす
ハルさん。
もう80歳くらいのおばあちゃんだけど、いろいろな事を教えてくれる。
そして、ハルさんは死刑囚の慰問に定期的に出かけていた。
ハルさんから聞く死刑囚のお話は、なんだか衝撃的でした。
罪を犯し命で償うことを決められた人の心のよりどころになっていたハルさん。
あとがきで、ハルさんは実在した白石ハルさんをモデルに創作したとか。
加奈子が過ごした1年間の思い出は、著者の東さんが実際に暮らした福岡県糸島郡の
思い出だとか。
1年しか住まなかった地でも、こんな素敵な思い出があれば一生忘れないでしょうね~。
白石ハルさんについてももう少し知りたいなと思いました。
これは児童書なのかな?
でも時代が自分の同じ小学生時代とダブるので、大人が読んでも楽しいです!
★★★★★
発行年月:2014年10月
ケースワーカーはなぜ殺されたのか
優秀な先輩の素顔を追って、
女性ワーカーが生活保護の闇を炙り出す!
結局、堕落者はいなくならないってことだ──
念願の市役所に就職がかなった牧野聡美は、生活保護受給者のケアを担当することになった。敬遠されがちなケースワーカーという職務に不安を抱く聡美。先輩の山川は「やりがいのある仕事だ」と励ましてくれた。その山川が受給者たちが住むアパートで撲殺された。受給者からの信頼も篤く、仕事熱心な先輩を誰が、なぜ? 聡美は山川の後を引き継いだが、次々に疑惑が浮上する。山川の知られざる一面が見えてきたとき、新たな惨劇が……
受給者、ケースワーカー、役人……
それぞれの思惑が交錯する渾身の社会派サスペンス!
(祥伝社HPより)
読み応えありの社会派ミステリーだったと思います。
巷でも問題の「生活保護不正受給」の実態が描かれていました。
主人公の牧野聡美は、市役所に就職1年目の新人。
福祉保健部社会福祉課で、生活保護受給者に接する。
最初は、仕事にやりがいを見いだせなかった聡美。
尊敬する上司の山川から「いつかこの仕事をしていてよかったと思えるときがくるよ」と言われたが全くピンと来なかった。
が・・・その尊敬していた山川が他殺焼死体となって発見される。
発見されたのは、山川が担当していた生活保護受給者たちが暮らすアパートの空き室。
山川が担当していた生活保護受給者たちを先輩の小野寺と二人で担当することに
なった聡美は、小野寺とともに何故山川が殺されたのか?が気になり
独自に調べはじめる。
そしてわかってくる真相。
生活保護受給者とヤクザとの関係。
本当にそんな実態があるのかな?
役所の仕事も複雑な対応を迫られることになって大変だ!
人間関係が上手く絡み合って、事件の真相に辿り着くまでハラハラドキドキしながら
楽しめました。
表題の「パレートの誤算」の意味は、ラストに明かされて、なるほど・・・・と。
生活保護受給者というと怠け者というレッテル視しがちな風潮があるけれど
本当に困って受給し出来るだけのことをしながら頑張っている人も多いということを
忘れたらいけないなと思った。
聡美が最後は、山川から言われた言葉の意味を理解できたことが良かった。
★★★★
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記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
